2010年2月アーカイブ

バンダイビジュアルからメールが来ました。

拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

さて、ご注文を頂戴しております「true tears Blu-ray BOX」におきまして、収録形式のスペック表記に誤りのあることが判明いたしましたので、お詫び申し上げるとともに、その経緯についてご報告いたします。

「true tears」は、本編映像、映像特典の素材によって収録仕様が異なっており、当初、Blu-ray BOXの映像特典の中の1080pの素材を本編の仕様と誤認し、1080pと表記しておりましたが、最終進行作業時に仕様の誤認に気づき、急ぎ訂正いたしました。

お客様への事前説明を行わないまま、スペック表記の修正を公式HPにて発表したことにより、混乱を生じさせてしまい、大変申し訳ございませんでした。深くお詫び申し上げます。

なお、「true tears」の本編は、オリジナル制作時より1080i形式であり、「true tears Blu-ray BOX」の本編は、HD画質で収録しております。Blu-ray化にあたり現存する最良のHDマスターをもとに最適な画質での収録を行っております。(本編の映像はSD画質よりのアップコンバートではございません。)
また、最終的に映像特典の中に、1080i仕様の映像と1080p仕様の映像があるため、16:9(1080i High Definition) 一部16:9(1080p High Definition)と表記しております。

本商品に収録される実際の画質の詳細に関しましては、改めて公式HPにてお客様にご説明させていただく所存でございます。その際に、本編の一部の静止画をHP上でご覧いただくことで、実際の画質をご確認いただくことも検討しておりますので、今しばらくお待ちいただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

本商品をご購入いただいたお客様には、多大なご迷惑をおかけいたしましたことを、改めてお詫びいたします。
何卒、ご容赦いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

敬具


「オリジナル制作時より1080i形式」ってアニメ作品でそんなわけない。マスターは24fpsのプログレッシブで用意して、テレビ放映前に2:3プルダウンで60iにテレシネしているはず。なんでこんな見え透いたことを言うか……。

大体、マニアが持ってるBDプレーヤーや大型テレビは24pの直接入力に対応しているに決まってるんだから、まんま「オリジナル」に近い形式で出せば、全く問題なかったろうに。

バンダイビジュアルはオタク相手に商売しているくせに、なんでこんな基本的な事を杜撰に進めるのだろう……。バカだなぁ。逆に考えると、オタク心を満足させる、なめるようなホスピタリティがあれば、まだまだ財布を緩める余地があるってことなのか……。


////////////////////////////
010308|追記

その後、インプレスのAV Watchに、詳細な解説記事が掲載されました。

わかりやすく、たいへん誠実な記事ではありましたが、もやもやがすっきりしません。

つまり、例えば1,280×720ピクセル/24pなど、プログレッシブ出力されたマスターは存在しない。

そうですか。存在しないのですか……。存在するべきだと思うのですが、その辺は聞いていただけなかったのですね。

“放送用”という言葉を使うと、“それ以外”が存在するように思えてしまうが、「true tears」という作品の完成した形(マスター)は放送用の1080iであり、それ以外の方式は存在しない。

「これ以上うだうだ言うな、無い袖は振れないんだ」と聞こえてしまうんですよね……。

だが、それは「true tears」の完成状態のマスターから存在するものであり、BD化にあたって新たに発生したようなものではない。

(私の場合)「現存する最高品質が欲しい」のではなくて、「理論上、ベストなワークフローで作成されたか否か」が知りたいんですけどね。


////////////////////////////

さらにその後、個人サイトにテクニカルな解説が掲載されました。この方によると、720iから1080iのコンバート時に大幅な画質の劣化が発生した、とのことでした(私はそのように読み取りました)。そして、

1280x720の時点で3-2プルダウンをかけず、24pのまま1080にしてから3-2プルダウン(1080i)、SD用なら480(486)にしてから3-2プルダウン(480i)をすれば今回のクロスコンバート問題はまず発生しなかったわけで、非常に惜しまれる結果です。

とまとめています。この結論はたいへんしっくりきます。

作品の価値は画質で決まるものではありませんが、それにしても「もったいないなぁ」と思います……。せめてこの騒動で、作品自体が知られるようになれば良いのですが……。

備忘録です。結論だけ先に書くと、ターミナルで、

defaults -currentHost write -globalDomain AppleFontSmoothing -int 2

と入力。その後、各種アプリケーションを再起動(あるいは再ログイン)すると、外付けの液晶モニタなどでもサブピクセルレンダリングが有効になります。


////////////////////////////
「LCDの滑らかな文字」=「サブピクセルレンダリング」

前バージョン、Leopardでは、システム環境設定「アピアランス」の項目「滑らかな文字のスタイル」では、サブピクセルレンダリングの有効/無効適用度の強弱、を設定することができました。

設定の自由度はそれなりに高かったのですが、その後、Snow Leopardから、

と、有効/無効の選択だけになってしまいました。また、他社製の液晶モニタを接続すると(「使用不可能な場合」となり)、サブピクセルレンダリングが無効化されるようになってしまっています。


////////////////////////////
隠し機能の設定方法①

メインとなる外付けモニタでサブピクセルレンダリングが使えないのは困るので、元に戻します。

冒頭のように、ターミナルを利用するのが一番速くて確実です。

defaults -currentHost write -globalDomain AppleFontSmoothing -int 2

◎最後のパラメータ、[-int 1][-int 2][-int 3]がそのまま[弱][中][強]に対応します。[-int 0]でサブピクセルレンダリングは無効化され、通常のアンチエイリアシングになります。


////////////////////////////
隠し機能の設定方法②

あるいは、
~/ライブラリ/Preferences/
にある不可視ファイル「.GlobalPreferences.plist」をProperty List Editorで編集することで設定を変更可能です。


////////////////////////////
その他

フリーウェアのTinkerToolが使えるかと思い、試してみましたが、項目自体がなく、変更できませんでした。バージョン4.1では項目が追加されていました!これで簡単設定です。

同じく、フリーウェアのSecretsには項目はありましたが、なぜか変更内容が上手く反映されませんでした。

◎ちなみに、Secretsの「More Info」から飛べる解説ページにはいろいろ情報があり、とても役に立ちました。


////////////////////////////

繰り返しますが、ターミナルを利用するのが一番速くて確実です。


////////////////////////////
20年ぶりにテレビを買いました。

先日、家族のために地デジ対応の液晶テレビを購入しました。

PanasonicのVIERA(ビエラ)TH-L37R1です。IPS液晶を使った37型フルハイビジョンのモデルで、画質的には必要十分(っていうかとてもキレイ)。さらに250GBのHDDが内蔵されており、オールインワンの(録って/観て/捨てる)タイムシフト用テレビとして非常に役に立っています。

こちらのテレビを、MacBook Proにつないでみました。想像以上に高画質で、非常に驚いています。


////////////////////////////
Mini DisplayPort→DVI→HDMI

接続には、Apple純正のMini DisplayPort−DVIアダプタと、PLANEXのHDMI-DVI変換ケーブルを組み合わせています。デジタル接続の1920px × 1080px(60p)で表示できます。(010227追記|その後ケーブルを変更しました。)


////////////////////////////
設定で「欠け」なし。

テレビ側の設定、[VIERAメニュー]→[設定する]→[画面の設定]→[HD表示領域]を「フルサイズ」にします。この設定で画面の「欠け(crop)」がなくなります。

あらかじめ用意しておいた確認用のチャートを表示させ、確認します。


表示の欠けは発生していません(画面の左下)。


表示の欠けは発生していません(画面左/下/右)。


////////////////////////////
実質、dot by dot。

表示品質はかなりよいです。1px間隔の白黒ストライプをかなりキチンと解像します。モアレなども発生しません。実質的に、「dot by dot」といってよいと思います。


実際の画面を撮影したものです。縦方向はほぼ完璧です。業務用モニタと勝負できるくらいです。


実際の画面を撮影したものです。横方向の解像力はやや劣ります。


////////////////////////////
諧調・発色も調整可能。

画面の輝度・黒の締まり、発色の良さなどは「テレビ」だけあって十分すぎるほどです。デフォルトでは「メリハリ」がありすぎるので、映像設定を調整しながらより自然/正確な諧調に追い込んでいきます。調整後の画質はかなりよいです。


実際の画面を撮影したものです。印象としては、輝度の幅(ダイナミックレンジ)が高い分、業務用モニタよりも「綺麗」に見えます。


////////////////////////////
音声はとりあえずアナログ。(100227追記)

途中にDVIをかませてしまったので、音声信号は(あっても)欠落します。(※1)別途、ヘッドホン端子から音声出力を引き出します。

※1 知ったかぶりしてしまいました。こちらの解説によると、DVI-D経由の音声伝送は可能なようです。

□音声について
HDMIはDVIに音声伝送をできるように拡張した規格であるが音声伝送用のピンが増えているわけではなく映像信号(TMDS)のブランキング期間にパケットデータとして音声が埋め込まれて伝送される仕組みになっている。よって、HDMI→DVI-D→HDMIと変換してもちゃんと音声データは伝送できる。ビデオカードでコネクタはDVIだが変換コネクタでHDMIにできるものがあるが、特別なことをしているわけではなく単純にコネクタ形状の変換だけで対応している。同様に受信側もコネクタがDVIであってもHDMI信号を受けられるものも存在する。

ただ、DisplayPortの仕様として、「音声伝送はOptionalとして定義されている」そうです。調べてみたところ、MacintoshのMini DisplayPortからは音声信号は出ていないようです。
100530追記|最新のMacBookなどのMini DisplayPortからは音声信号を取り出せるようです。下記のようなケーブルが役立つのは以前の機種のみとなります。

そこで、Mini DisplayPortからの映像信号とUSBからの音声信号をHDMIに変換するケーブルを購入してみました。

接続したところ、映像も音声もテレビ側で出力できました。テレビ側への接続もHDMIケーブル1本になり、さらに便利になりました。


////////////////////////////
まとめ

フルハイビジョンの液晶テレビがPCモニタとして高品質である事は確認できました。

ただ、「リビングに大画面のパソコンを置く」というコンセプトがどこまで有効かについてはよく考える必要があります(少なくともエロ方面は全部ダメです)。

AppleTVも今ひとつブレイクしませんでしたし、フルハイビジョンの高解像度は、使用時に「近寄って見る」事を要求してきます(通常のテレビ視聴位置とかなり異なる)。「ソファでメールのチェック」とかも意外とやりづらいかもしれません。

あと、真打ち「iPad」との棲み分けなど……。

iPhoneでおマヌケ書体。

| トラックバック(0)

お暇な方、本エントリーをiPhoneで(※)閲覧してみてください。

たぶんアジアのひとがつくった、おマヌケなにほんごFONTがとうさいされている。Unicodeはたいへんだなぁ。

iPhone上では↑の文、あまり見かけない、へたくそな日本語フォントで表示されているはずです。こちらのフォントは、「黒体-日本語 ミディアム 」。一応、ひらがな/カタカナ全キャラクター揃っています(もちろん漢字も)。「黒体-韓国語 ミディアム 」「黒体-簡 ミディアム 」「黒体-繁 ミディアム 」とシリーズで用意されているので、韓国語や中国語と日本語を混在させたい場合に使うのでしょう、か……。何の目的で制作/搭載されているかは不明です。

多言語フォントのデザインは隙だらけですね(ねらっていたらすごいですけど)。

iPhone用のフォントビューア、Cédilleで見つけました。

※OSXやWindowsXPで閲覧する人のために、「Arial Unicode MS」もかませています。こちらも多言語表示のために目一杯キャラクターを積んだへぼいフォントです。残念ながらMicrosoftは開発を断念したようなので、Vista/7には搭載されていません。

補足:漢字完成度通常品質也。

うわぁ……。困ったなぁ……。


全てのOSXに搭載のヒラギノはこちら。


最近のOSXに(追加で)搭載のヒラギノはこちら。iPhoneに搭載はこちらだけ。

ヒラギノ角ゴシック、バージョン違いでフォントネームが異なります。cssのfont-family指定に影響ありありです。ちなみにiPhone(≒iPad)に搭載はProNだけ。

現時点では、iPhone搭載の日本語フォントは唯一ヒラギノ角ゴシックProNだけですから、どんな(日本語)フォントを指定しても全部ProNで表示します。ですが、(もし)iPadあたりに新しい日本語フォントが搭載されちゃうと多分もうアウトです。

(後でまとめ直します)

AquaKanaを普通に使う。

| トラックバック(0)

AquaKanaはなぜか「不可視フォント」のため、フォントメニューには表示されません。
ですが、font-familyの指定を使い、htmlで表示させる事ができます。
htmlで表示可能なフォントは、テキストエディットやMailなどのアプリケーションで普通に使うことができます。

利用方法を簡単にまとめました(基本、Snow LeopardのSafari、Chrome限定です)。


////////////////////////////

①まず、この文字列をコピーし、「テキストエディット」や「Mail」などのリッチテキストフォーマットを扱えるエディタにペーストします。

①まず、この文字列をコピーし、「テキストエディット」や「Mail」などのリッチテキストフォーマットを扱えるエディタにペーストします。

②次に、フォントパネルから[よく使う項目]に登録します。

③以後、いつでも使えるようになります。


////////////////////////////

一度お試しあれ。

「アクアかな」が変わった。

(↑ Snow LeopardのSafariやChromeなどでご覧下さい)

2003年頃から、OSXのシステムフォント「AquaKana」について調べた事をAquaKana FAQというページにまとめています。

しばらく放置してありましたが、Snow Leopardになってからシステムフォント周りに大幅な変更があったようです(※1)。AquaKanaにもそれなりに変更が発生しています。(FAQページの改訂前に)取り急ぎ、現時点でのもろもろを備忘録としてまとめます。


////////////////////////////
otfからttcに、1ファイルに。

ファイル形式が変わっています。.otf(OpenType font)形式から、.ttc(Windows TrueType font collection)形式に変わっていました。

また、従来は「AquaKanaRegular.otf」と「AquaKanaBold.otf」の2ファイルだったのですが、「AquaKana.ttc」として1ファイル(font collection)にまとまりました(※2)。


////////////////////////////
(一応)全文字揃った。

従来、ひらがな・カタカナだけのみの限定的なフォントだったものが、いつの間にか全キャラクター揃っていました。ファイルサイズも巨大化し、68KBから36MBに。

ですが、単にキャラクターが埋まっただけで、漢字や欧文のデザインは全く異なります。ヒラギノ角ゴシックをそのまま流用しているようです。

アクアかな|漢字とAlphabet。

ヒラギノ角|漢字とAlphabet。

(↑Snow LeopardのSafariやChromeなどでご覧下さい|カーソル入ります)


////////////////////////////
結論。見栄えや挙動は変わらず。従来通り。

外観上の変化は全くありません。また、(もし、物好きの方が)htmlで使った場合も挙動に特に変化はなく、従来と同じ表示をします。興味のない方(/ある方にも)には全く影響はないようです。

ちょっとがっかりです。


////////////////////////////

※1 こちらのblog記事によると、システムフォントがことごとく.ttc形式に改められ、統一されているようです。特に、.dfont(Datafork TrueType font)がかなり減っています。

※2 とはいうものの、フォント「ファミリー」になったわけではありません。相変わらず「ファミリーネーム」はRegularとBoldで異なりますので、strongタグで太字になったりはしません。


TTEditによる、TrueType(Snow Leopard)のAquaKana(Bold)の書体名詳細情報


OTEditによる、OpenType(旧来)のAquaKanaの書体名詳細情報

あんま変わってなくてがっかり。