嫌われもののAquaKanaを排除する

くせの強いAquaKana、全部ヒラギノにするとスジは通ります。でも一抹のさびしさが……。

どうにもaquakanaに慣れないんだけど、これ、そのうち慣れるんだろうか…。

というつぶやきがありました。Twitter内を「AquaKana」で検索すると、他にも不満の声が結構あります。ほとんど罵倒に近いつぶやきもありました。

くせの強いAquaKanaの適用個所がLionから増えた事、ヒラギノとAquaKanaの出し分け方針が不明瞭で表示の不整合・バグのように感じられる事、などからそう感じるのでしょう。このような意見を言いたくなる気持ちもわかります。

LionからAquaKanaをすべて排除する方法を検証してみました。

AquaKanaをすべてヒラギノに変更したFinder。英数字はLucida Grandeのままなので、気付かない人は気付かないかもしれません。

以下の方法で行っています。

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1. 代替フォントをTrueTypeで用意する。

AquaKana、AquaKana Boldの代替フォントとしてヒラギノ角ゴシックを利用します。ProN W3、ProN W6あたりが手頃ですが、英数字として表示されるLucida Grandeとのウェイトのバランスを考えると、W4とW6との組み合わせが良いようです。

ヒラギノはOpenTypeなのでTrueTypeに変換する必要があります。「otf ttf 変換」などで検索すると以下のページなどがヒットします。FontForgeというX11上で動くソフトを使って変換できるようです。

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2. フォント情報を詐称した偽AquaKanaを作成する。



変換したTrueTypeフォントを使って、新規の「偽AquaKana」を作成します。Windows用のフォント作成アプリケーションTTEditなどを利用します。


FontForgeで表示されるAquaKanaのフォント情報


FontForgeで表示されるAquaKana Boldのフォント情報

たくさんの情報項目がありますが、ファミリー、サブファミリー、UniqueID、フルネームなどがフォントの認識に重要と思われます。可能な限り同じにしておきます。


偽AquaKanaのフォント情報


偽AquaKana Boldのフォント情報

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3. ttfをまとめてttcに統合する。

FontForgeなどを利用し、出来上がったふたつのttfをttcに変換(統合)し、fake_AquaKana.ttcなどといった名前にしておきます。

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4. 入れ替え、フォントキャッシュの削除。

システム/ライブラリ/Fonts/のAquaKana.ttcを退避させ、偽のAquaKanaを格納します。

shiftキーを押しながら再起動(セーフブート)し、フォントキャッシュを削除します。

偽のAquaKanaのファイル名をオリジナルと同じAquaKana.ttcに変更し、ふたたび再起動(通常起動)します。

表示が下記のようになっていれば成功です。

Spotlight検索画面

Safariの画面。

カバーフロー画面。

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まとめ

表示の整合性がとれるのは精神衛生上大変好ましいのですが、ヒラギノはくせがなさ過ぎで面白みに欠けます。Ubuntuなどのlinuxディストリビューションのような見えになってしまいました。
JAM Chicagoの流れを汲む(知ってますか?/本当か?)AquaKanaは個人的にはとても好きなので、やっぱり元に戻すと思います。
今後もAppleの多言語開発チームの方には、整合性をより高めながらAquaKanaを活用していただければと思います。

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言うまでもないことですが、上記の作業を試す場合は全て自己責任で行ってください。

120215追記FontForgeのインストール方法を含む詳細な作業手順をまとめた方がいました。

“嫌われもののAquaKanaを排除する” への 2 件のフィードバック

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