自作スタビライザー「クランプ式」の試作

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ホームセンターの島忠で、大型のL型クランプが売っていたので、つい買ってしまいました。

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併せてコの字型の補助金具も購入し、カメラを固定してみました。

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スタビライザーのようなものが出来上がりました。

クランプは鉄製でそれなりの重量があるので、コンデジ程度の重さであればちょうどグリップ周辺の高さに重心がきます。
重心を中心に両手で構えることにより、水平撮り専用のスタビライザーとして一定程度の安定性は期待できそうです。

とはいうものの、このクランプは2,780円、補助金具は388円もします。
今時3,000円以上かけてDIYするならば、もう少し性能のよいものを作りたいところです。
性能だけでなく、価格でも既製品に負けてしまいます。

このジャンルのスタビライザーであれば、鉄製の水道管が定番の素材です。
私が初めて自作スタビライザーを知った頃に比べ、
制作方法も合理的になりました。

コンデジ用リグ「まな板式」

スマホ用リグに続き、コンデジの動画撮影用リグを作ってみました。

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板を用意します。100円ショップのまな板を使いました。

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ドリルで穴を空けます。

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クイックシューを取り付けます。安いもので十分ですが、平らな板に取り付けるので、固定ノブなどが引っかからないものを選んでください。
以前DIYのスタビライザーを作った時に購入したSLIKのクイックシューを流用しました。
下から長さ16mmの1/4インチネジをワッシャーを1枚噛ませて取り付けています。

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出来上がりました。こんな感じです。
できれば組み合わせるカメラは液晶がチルトするタイプが良いと思います。

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三脚穴の位置、レンズの繰り出し量を考慮して穴の位置を決めたので、カメラがちょうど真ん中に来ています。
照り返し防止のために、黒のパーマセルを貼ってみました。


ゼンマイ式の茶運び人形のように両手で持って撮影します。手首の微妙な動きが封じられるので、撮影時のパン・ティルトが大幅に安定します。また、画面の水平も維持しやすくなります。

以前作成したものより小型化しているので、狭い室内などで特に役に立つと思います。逆に、歩行時の縦揺れはほとんど軽減できないので、屋外での使用ではあまり役立たないかもしれません。

もう一回り大きいまな板を使い、モバイルバッテリーを乗せる・(別録り用の)ボイスレコーダーを並べる、など、いろいろ夢も膨らみます。

スマホ用リグ「受棚式」

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スマートフォン用のリグをつくってみました。

「スマートフォン用リグ」とは、スマートフォンでの動画や静止画の撮影時に、持ちやすくしたり、アクセサリーをつけるための「枠」のことです。

本格的なやつはこんな感じです。↓

他にも、Smartphone Rigで検索すると色々出てきます。

ここまで多機能である必要はないので、もう少し簡単なやつを作ります。


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↑ ステンレス製の受棚金具(「棚」を作るための金具)です。大きい方を使います。島忠ホームセンターで1,350円でした。質感はなかなかよいのですが、ちょっとだけ高価です。

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↑ スマートフォン用の三脚です。100円ショップのダイソーで購入しました。上下にバラすと、スマホ固定用の金具とミニ三脚に分かれます。三脚部は使いません。

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↑ 1/4インチネジです。インチネジは日本のホームセンターにはあまり売っていないので、カメラ用品売り場で購入する必要があります。商品名は「ETUMI 止めネジ」。以前つかっていたものを流用しました。180円でした。購入当時から値上げして、Amazonだと343円です。
170909|追記 頻繁に付け外しする必要はないので、簡便で安いものに交換しました。

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↑ こんな感じに組み上げます。

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↑ スマホ固定用金具のバネはかなりキツめなので、(壊れない限りは)意外としっかりと固定されます。

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↑ スマホの液晶を隠さず、両手でしっかり握ることができます。


電動スタビライザーほどの威力はありませんが、十分実用になると思います。

DIY Smartphone RigでYouTubeを検索すると、もっと凝ったものも出てきます。

170828|追記 その後、Amazonを検索して、数百円でしっかりしたグリップが売られているのに気づきました。手作りなのに材料費で負けてしまいました。ただ、悪くありませんが、こちらは片手グリップになります。撮影時の安定のためには、「両手でしっかり持てる」ことが重要だと考えています。

170909|追記 その後、このようなアイデアを見つけました。フォトフレームと輪ゴムで材料費100円。素晴らしい。完敗です。

170918|追記 「受棚式」と命名しました。

DC-GH5動画|10bit 4:2:2でもバンディング?

「log(収録)」についていろいろ調べていたら、このような動画を見つけました。

「DMC-GH4の8bit 4:2:0のlog収録には限界があるが、DC-GH5の10bit 4:2:2のlog収録ならこんなにキレイ。もはや外部レコーダーいらず」、という比較検証動画なのですが、

GH5の方、グレーディング後の映像も、わずかにバンディングが発生しているように見えます。

YouTubeアップ時の圧縮で発生したのでしょうか。
ただ、8bitで盛大に発生しているバンディングの等高線を、追加4階調で埋めるのは難しいような気もします。こんなもんなんでしょうか?

DMC-G7動画|輝度レベルの設定

4K動画の撮影に使っているDMC-G7の「輝度レベル」の設定ですが、ずっと[0-255]を使っています。
なんとなくですが、8bitの256階調をフルに使えるイメージがあるからです。

また、使い始めにググった際、こんな記事を見つけた、というのもあります。
camerakun.info DMC-GH4 導入記 Vol. 4 輝度レンジ

ですが、世の映像のプロはほとんど[16-255]や[16-235(G7では設定不可)]です。
放送映像機器の規格の都合なのだろうと思いつつ、理由は正確にはよくわかっていません。

最近改めてググってみたところ、こんな記事がありました。
GH4 動画撮影時の輝度レベル (16-255) について – ぼくんちのTV 別館
[16-255]で撮影した映像にはハイライト側に階調が隠れており、補正によって多少の白とびの救済ができるとのこと。

テスト撮影をしてみました。

最初に無加工の[16-255][0-255]の映像を並べています。撮影時の条件は全て同じです。マニュアルモードで撮影したので、絞り/シャッタースピードも同じです。
その後、明るさの補正をいくつか試したものを並べています。編集はAdobe Premiere Pro CC 2017で行いました。


#01|16-255 No Grading_cap

#01|16-255 No Grading

↑輝度レベルを[16-255]で撮影したものです。無加工です。RGBの波形を見ると、ハイライトが飛んでしまっていました。画面上端の100/255でカットされています。


#02|0-255 No Grading_cap

#02|0-255 No Grading

↑輝度レベルを[0-255]で撮影したものです。無加工です。RGBの波形を見ると、ハイライトはぎりぎりレンジ内に収まっています。繰り返しますが、絞り/シャッタースピードの条件は[16-255]と変えていません。


#03|16-255 白レベル-33_cap

#03|16-255 白レベル-33

↑輝度レベルを[16-255]で撮影したものを使い、「白レベル」を調整してみました。-33まで下げたところ、ハイライトの階調が戻ってきました。なるほど。


#04|16-255 露光量-0.33_cap

#04|16-255 露光量-0.33

↑輝度レベルを[16-255]で撮影したものを使い、「露光量」を調整してみました。-0.33まで下げたところ、ハイライトの階調が戻ってきました。


これ以降の検証は、「輝度レベル」の話とはちょっと異なります。おまけです。

#05|16-255 ハイライト-100_cap

#05|16-255 ハイライト-100

↑輝度レベルを[16-255]で撮影したものを使い、「ハイライト」を調整してみました。最低の-100まで下げても、ハイライトは飛んだままでした。
ちなみに、「ハイライト」の調整により、「空」が使う輝度幅は増えましたが「階調が豊かになった」わけではないようです。RGBの波形がストライプ状になっています。バンディング(ポスタリゼーションのような飛び飛びの階調)が発生しています。


#06|16-255 ハイライト-100/白レベル-31.5_cap

#06|16-255 ハイライト-100/白レベル-31.5

↑輝度レベルを[16-255]で撮影したものを使い、「白レベル」の調整(-31.5)で白とびを抑えた後、さらに「ハイライト」を調整(-100)してみました。RGBの波形はストライプ状です。画面を見るとグレーのはずの雲が、RGBに色分けされています。


#07|0-255 コントラスト-100/ハイライト-100/シャドウ-100_cap

#07|0-255 コントラスト-100/ハイライト-100/シャドウ-100

↑輝度レベルを[0-255]で撮影したものを使い、「コントラスト(-100)」、「ハイライト(-100)」、「シャドウ(-100)」を調整し、空の輝度幅を目一杯確保してみました。RGBの波形はストライプ状です。グレーのはずの雲が、RGBに色分けされています。


[16-255]設定を使うことで飛んでしまったハイライトを後から直せるのは便利ですが、編集時の補正が必須となります。また、マージンを持たせた分、(補正なしでそのまま使った場合)階調は15/16に減っているような気もします。
170808|追記 あるいは、[16-255]での収録は256階調+9%分の予備合わせて279階調ある?
170811|追記 いずれにせよ、[16-255]を選択しても、補正できるハイライトの量は1/3段程度です。そもそも白飛び救済のための機能ではありません。

[0-255]設定を使い、現場で露出を慎重に決めるのとどちらがいいのか……。ハイライトの白とび防止は「ハイライト/シャドウ」のハイライトや「iDレンジコントロール」にまかせられれば……。

とりあえず、今後も[0-255]をベースに撮影するつもりです。

DMC-G7動画|ノイズリダクションの設定値

DMC-G7を使った4K動画撮影時のノイズリダクション設定の検証をしてみました。

ノイズリダクションの設定を、-5(最小)、+5(最大)、±0(デフォルト)で20秒ずつつないでいます。後半では、画面を400%に拡大表示しています。

FHD表示では差はほとんどありませんが、4K表示ではそれなりの違いが確認できました。
ノイズによるざわつき具合(特にシャドウ部)に変化があります。

一方、解像にも変化があります。

NoiseReductionTest 08

↑NR最小では、建物の壁面のタイルの目地がはっきり出ています。

NoiseReductionTest 11

↑NR最大では、タイルの目地が溶けてしまいました。

通常のノイズリダクションでは、解像とノイズはトレードオフになります。
自分は解像を重視するので、設定は-5としています。

所有レンズの色温度・色かぶり補正テスト

所有しているm4/3用レンズの、色温度の傾向を調べてみました(170801更新)。

  • 基準レンズとの差を一覧にしています。基準レンズは、Panasonic Lumix G VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6です。
  • 豆腐のパッケージをレンズ先端にあてがい、太陽に向かって撮影したものをLightroomのAWBで現像し、数値を比較しました。
  • できれば直射日光に当てたかったのですが、撮影時は曇りでした。
  • 絞りはF4.0、無限遠で撮影しました。ズームレンズは広角端を使い撮影しています。

  • Panasonic Lumix G 14mm/F2.5
    基準レンズとの色温度数値の差:-200(青い
    基準レンズとの色かぶり補正値の差:+2
  • Panasonic Lumix G 20mm/F1.7
    基準レンズとの色温度数値の差:-200(青い
    基準レンズとの色かぶり補正値の差:+1
  • Panasonic Lumix G VARIO 7-14mm/F4.0
    基準レンズとの色温度数値の差:+100(やや黄色い
    基準レンズとの色かぶり補正値の差:-1
  • Panasonic Lumix G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6
    基準レンズとの色温度数値の差:-50
    基準レンズとの色温度数値の差:-1
  • Panasonic Lumix G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6
    基準レンズとの色温度数値の差:±0
    基準レンズとの色かぶり補正値の差:-4(わずかに緑色
  • Olympus M 45mm/F1.8
    基準レンズとの色温度数値の差:-50
    基準レンズとの色かぶり補正値の差:±0
  • Samyang 12mm/T2.2 Cine NCS CS
    基準レンズとの色温度数値の差:±0
    基準レンズとの色かぶり補正値の差:-7(やや緑色
  • Sainsonic 25mm/F1.4
    基準レンズとの色温度数値の差:±0
    基準レンズとの色かぶり補正値の差:-5(やや緑色
  • Olympus ZUIKO 50mm/F1.4
    基準レンズとの色温度数値の差:±0
    基準レンズとの色かぶり補正値の差:-6(やや緑色
  • Jupiter-9 85mm/F2.0 M42
    基準レンズとの色温度数値の差:+100(やや黄色い
    基準レンズとの色かぶり補正値の差:-14(かなり緑色
  • Canon NFD 50mm/F3.5 Macro
    基準レンズとの色温度数値の差:+50
    基準レンズとの色かぶり補正値の差:-5(やや緑色
  • Voigtländer NOKTON 42.5mm/F0.95
    基準レンズとの色温度数値の差:+50
    基準レンズとの色かぶり補正値の差:-4(わずかに緑色
  • Panasonic Lumix G 20mm/F1.7 + 市販のワイドコンバージョンレンズ
    基準レンズとの色温度数値の差:-250(青い
    基準レンズとの色かぶり補正値の差:-1
  • Samyang 12mm/T2.2 Cine NCS CS + Neewer ND8フィルター
    基準レンズとの色温度数値の差:-500(かなり青い
    基準レンズとの色かぶり補正値の差:-8(やや緑色
  • Samyang 12mm/T2.2 Cine NCS CS + Kenko ND16フィルター
    基準レンズとの色温度数値の差:+100(やや黄色い
    基準レンズとの色かぶり補正値の差:-3(わずかに緑色

大口径ロシアレンズ、安物のワイドコンバージョンレンズ、安物のNDフィルターなどは明らかに色が変わりますが、それ以外はわずかな差でした。
古いレンズはさほど黄色くはなく、むしろ緑色なのは意外でした。