「水道管式」スタビライザー

今年(2017年)の夏にビデオスタビライザー「クランプ式」を制作しました。
その際、DIYスタビライザーを作るきっかけとなった2009年の記事、「14ドルで作るビデオカメラスタビライザー」を思い出しました。当時から8年ほど経ってしまいましたが、今回作ってみました。

◎制作にあたっては、改良型のFinalCutKingの動画「15ドルのDIYステディカム」を参考にしています。

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こんな感じの外観です。材料はすべて地元のホームセンター、島忠で購入しました。
「15ドル」ではとても買い揃えられず、パイプ(「ロングニップル1/2」)や継手(「キャップ」や「チーズT」)だけで3,000円ほどかかっています。
グリップ部にはスポンジ製のパイプをはめています。1個250円くらいのものです。

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クイックシューは中国製の安くて丈夫なもの(Amazonで1,000円ちょっと)を使いました。

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平たい板に垂直にパイプを取り付けるソケット(「座付L型ソケット」)が一番高価でした。これだけで1,580円しました。モノタロウなどで購入すればもっと安く済むはずですが、購入してみるまでは名称すらわかりません……。

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ベースとなる合板の端材は10円でした。

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四角いものを購入したので、横にしてもハンドルを立てておけます。丸型を買わなくてよかった……。

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30cmのパイプ2本にハンドルです。E-M10にはこのくらいの組みあわせがちょうど良いようです。

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重量バランスを取るために鉛粒(1kgで2,000円ほど)をパイプの中に入れるつもりで購入しましたが、特に必要なさそうです。

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30cmのパイプと50cmのパイプにハンドルです。長い管を使った方が安定性は増すのですが、長すぎると使っている時に結構な確率で足で蹴ってしまいます。

先日の「クランプ式」もそうですが、作ったはいいのですが、まだテスト撮影していません。

8bitに収めるために

Olympus E-M10 Mark IIIの動画撮影時の設定に手間取っています。独り言です。

log収録

logについて調べていて気づきました。
仮に8bitのlog収録で14Stop確保できたとしても、1Stopあたりの階調数が少ないとしたら、ポスタリゼーションのようなバンディングが発生してしまいます。バンディングはハイライト部で露見されることが多いようですが、当然中間調でも同様なことが起こっているのでしょう。
また、log収録のグレーディング前のヒストグラムを見ると、ハイライト部、シャドウ部の階調をほとんど無駄にしている様に見えます。8bitのlog収録では、256階調のうち、実質中央の128階調ぐらいしか使っていないのではないでしょうか。
階調に余裕のある、10bit・12bitのlog収録、raw収録ができないのであれば、通常の設定で撮影するしかないと考えています。10bitでも余裕はあまりないと考えています。

Fujifilmの絵作り

Fujifilmのデジカメのサンプル画像を観察していて気づいたのですが、シャドウ部をけっこう早めに潰してしまっています。結果、メリハリのある画面が実現しています。
逆に、シャドウ部をさっさと潰してしまう分、残りの階調を中間調〜ハイライトの側にあてがえることに気づきました。
シャドウ部をきちんと潰すことで、全体の印象におけるコントラストは確保できます。「豊かな中間調」と「画面のメリハリ」の両立を目指しているのではないかと思いました。
シャドウもハイライトも中間調も諦めきれず、すべての階調を確保しようとすると、画像全体が「眠く」なってしまいます。また、収録時にすべての領域で十分な階調を確保できたとしても、最終出力の際にどの領域(ハイライト・中間調・シャドウ)を重視するかは決めなければいけません。最終出力は8bitなのですから。

白とび・黒つぶれ

とはいうものの白とび・黒つぶれは避けたい、という気持ちは大事にしたいと考えています。
でも、一般的な動画の階調は8bitです。256階調です。やはり限界があります。HDRの時代はまだ来ていません。
「豊かな階調」を求めて、白とび・黒つぶれを避ける様なヒストグラムを目指すのではなく、8bit収録のエントリー機は欲張らず、中間調重視が良いのかもしれません。


……。とここまで書いた後で、log収録もどきの超眠い8bit画像をPhotoshopのCamera Rawフィルターを使ってgradeもどきの補正をしてみたら、結構いいところまで戻ってきますね。log収録・ローコントラスト収録は8bitでも役に立つのかな……。

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↑オリジナルの画像を、
↓PhotoshopのCamera Rawフィルターを使って低彩度・超軟調に。log収録風の画像を擬似的に作成。

log収録風

↑log収録風の画像を、
↓PhotoshopのCamera Rawフィルターを使って再び適正な階調・彩度に。擬似的なカラーグレーディング。

grading風

↑この手の画像(バランスの良い、特定の輝度域に階調が集中していない写真)であれば、オリジナルと遜色のない再現性があります。

Olympus E-M10 Mark IIIの動画撮影時のクロップ量

Olympus OM-D E-M10 mkIII 4Kクロップ量比較

動画撮影用にOlympus OM-D E-M10 Mark IIIを購入しました。
まずは4K動画撮影時のクロップ量(※1)を調べてみました。

手ぶれ補正モード:オフまたはM-IS2の場合

4K動画撮影時でもセンサーのフル幅を使用します。左右のクロップはありません。
静止画4608*3456の上下をカットした、4608*2592のエリアから、4K動画(3840*2160|4K UHDTV)を生成します。

広角レンズをそのまま広角レンズとして使えるので、大変ありがたい仕様です。以前使っていたDMC-GH4DMC-G7では、4K動画撮影時にはそれなりにクロップが発生していました(※2)。

また、クロップなしのままでセンサーシフト式の強力な手ぶれ補正(M-IS2モード)が効くので大変助かります。

静止画撮影時との対角の比は約1.0895となります。例えば12mmのレンズは13.1mm相当になります。35mm換算で26.2mmほどになります。

手ぶれ補正モード:M-IS1の場合

センサーシフト式と電子式を併用したモード(M-IS1)では、画面中央部(実測値3866*2174|ほぼ4Kのdot by dot)にクロップされる代わりに、さらに強力な手ぶれ補正となります。

静止画撮影時との対角の比は約1.2986となります。例えば12mmのレンズは15.6mm相当になります。35mm換算で31.2mmほどになります。

手ぶれ補正の効き具合を確認しながら、どちらのモードで利用するか検討しようと思います。


※1 FHDで撮影した場合もクロップ量は全く同じのようです。
※2 センサーのフル幅で4K動画を撮れるモデルはやっと最近ぼつぼつ出始めましたが、どれも10数万円以上のハイエンド機ばかりです。

読書灯

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台所のテーブルで使うための読書灯を作りました。
材料は、

  • (使わなくなった)無印良品の子供用コートハンガー
  • (秋葉原で980円くらいで購入した)電球用ソケット(ケーブル・スイッチ付き)
  • (以前通販で購入した)高演色LEDランプ(16W|150W相当)

です。

作ったのは今年(2017年)の初めですが、その後、困った事にほぼ全く(紙の)本を読んでいません。
なので全然使う機会がありません……。

小物撮影用のレフランプとして使っています。

Flicker Free

Neat Videoを導入し、動画のノイズ低減については一旦解決しました。
ですが、ノイズが減った分、今度はフリッカー(照明のちらつき)が気になってきました。

Nikon1のraw30連写はプログラムモードオンリーで、シャッタースピードはマニュアルでは設定できず、暗いところでも1/60までしか下がりません。人工光の環境では東京電力の50Hzと干渉してほぼ必ずフリッカーが発生してしまいます。


ググってみたところ、フリッカー低減にはPremiere Pro CCの「エコー」エフェクトが役に立つという情報を見つけました。試してみました。

  • エコー時間: -0.033(1/30秒)
  • エコーの数: 2
  • 開始強度: 1
  • 減衰: 0.50
  • エコー演算子: 後ろに合成

基準のフレームに対して直後のフレームを0.5、その次のフレームを0.25重ねてる、ということなのでしょうか。確かにフリッカーはキレイに消えましたが、フレームの重なり(エコー2回分)により動体に残像がまとわりつくようになってしまいました。

エコーエフェクトによる残像

動きもの全てに残像が入るのはちょっといただけません。


さらにググると、Flicker Freeというプラグインがあり、こちらが良さそうです。
有償のプラグインなので、まずは試用版を使ってみました。

  • 「Rolling Horizontal Bands (LED lights)」をデフォルトで適用しています。
  • 試用版なので斜めの格子が入っています。

画質の低下もさほどせず、フリッカーはきれいに消えました。残像もありません。
149ドルとちょっと高めですが、近日中に購入しようと思います。


171106|追記 購入しました。斜めの格子がとれました。

Neat Video

動画のノイズリダクション用のプラグイン、Neat Videoを入手しました。

巷の評判もよく、価格も割と手頃です(4K対応版で99.9ドル|Premiere用)。
さっそく手持ちの4K動画に適用してみました。
設定はほぼデフォルト、参照する前後のフレームは5(最大値)としています。

注意:YouTubeをFHDで観る限りは、ほとんど効果はわかりません。右下の歯車アイコン[設定]から[画質]を2160p(4K)に変更してください。


以前、DMC-G7の(カメラ内)ノイズリダクション設定を検証した動画に追加で適用したものです。
解像はさほど落ちず、シャドウ部のざわつきが大幅に抑制されているのがわかります。
カメラ側の設定はNR:最低とし、編集時にNeat Videoを適用、の組み合わせでいけそうです。


Nikon1のraw30連写で作成した動画に適用したものです。
Lightroomでの現像時ではノイズリダクションは0(オフ)とし、編集時にNeat Videoを適用しました。
暗部が落ち着いて静かな印象になりました。
フリッカーがきついですが、こちらはノイズとは関係ありません。


大変満足です。パラメータを追い込めば、もっと良くなるかもしれません。

ウォークラプス動画テスト

近所のコンビニにコーヒーを飲みに行くついでに、ウォークラプス動画(移動しながらのタイムラプス動画)の撮影をしてみました。

DMC-GH2をリグ「まな板式」(の一回り大きいサイズ)に乗せ、両手で持って移動しつつ、タイマーを使い2秒間隔で撮影しました。現像した写真をQuickTime7 Proでつなぎ合わせ、12fpsの動画にまとめています。一応4Kです。

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後補正を想定していたので、7-14mmのレンズの広角端で撮影しました。GH2はレンズのイメージサークルを無駄にしないマルチアスペクトモードがあるので、対角14mm相当で撮影できています。

最初、Premiere Pro CCのワープスタビライザーで作成した動画を補正しました。ですが、2秒間隔ではフレームごとの差があり過ぎ、あまり効果的に機能しません。改めてLightroomの「upright」機能を使って水平垂直を整えて現像し直し、再度動画にしています(上の動画)。撮影時のraw素材は1390万画素(4976*2800)なので、補正や拡大を加えても4K(800万画素)の画質は確保できています。

2秒間隔では滑らかさがちょっと足りない感じがします。ただ、カードへの書き込み速度が追いつかないのか、撮影途中にシャッターが落ちないエラーが何回かありました(その際のコマ間は4秒)。1秒間隔とかではさらに発生してしまうかもしれません。


171015|追記 Lightroom現像時の「回転:自動」のみを適用したバージョンも作成してみました。ワープスタビライザーやuprightを使用するよりも、こちらの方が素直でよいですね。