雑なレンズテスト2

前回の雑なレンズテスト(初回|開放付近の描写テスト)はこちらから。

G 20mm F2.8

テスト撮影の一部です。画面中央を400%に拡大しています。
raw現像時のシャープネス/ノイズリダクションはオフ。
G 20mm/F1.7は、2段ほど絞ったf2.8で既に解像ピークでした。


手作りのチャートを撮影して、何本かのレンズでテストを行ってみました。個々のレンズ特性でなく、m4/3の傾向を把握しました。

  • どのレンズも解像ピークはf4.0〜f5.6でした(画面中央部)。
  • さらにf8.0まで絞ると、回折の影響で解像力は落ちます。緊急避難的に使うことになりそうです。
  • f11.0まで絞ると、像がかなりぼやけます。モアレを消したいときにいいかも?
  • テストに使ったカメラのセンサーは1600万画素です。2000万画素のカメラでは回折の影響はさらに大きくなるでしょう。

F3.5〜F4.0から始まるズームレンズなどでは、絞りの選択肢ほとんどありません。望遠端はf5.6だったりするので、開放絞りだけで使うことになります。


170206|追記 メディアのレンズレポートには、「回折現象による解像感低下はF16から目立ち始め」とあります。作例を見ると、太いシャープネスがかかり、ノイズリダクションによりのっぺりとした、解像性能を判別しづらいものでした。回折の悪影響については、使い方に大きく依存するようです。


170305|追記 DMC-G7を使って4K動画で同様のテストを行ったところ、解像ピークに達した後はF8.0まで解像はほとんど変わらず、それ以上(F9.0以上)絞ると回折の影響で急激に解像が悪くなりました。4K動画の場合(センサー中央部クロップ、出力画素830万の場合)、使える絞りはF8.0までのようです。

FCPX|「マッチカラー」でカラコレもどき

Final Cut Pro Xの機能、「マッチカラー」を使って動画の色補正をしてみました。

撮影時に同じ条件でrawの静止画も撮影し、好みの色調に現像した画像データを素材に、マッチさせています。



色調は変わりますが、思ったほど「マッチ」しません。raw現像時の微妙なこだわりは再現されないようです。



モチーフによってはかなり「マッチ」する場合もあります。追加の色補正を行うことで、マッチさせたい画像にかなり近づけることができました。



青みがかった夕景をマッチさせています。「なんとなく同じ色調にする」ことしかできないのであれば、このように別の場所で撮影した動画を素材にしたほうがよいかもしれません。


動画編集ソフトの色調補正は、写真現像ソフトと使い勝手がかなり違います。
慣れているLightroomで好みの色調に整えられれば、と思いましたが、あまりうまくいきませんでした。
また、そもそもこれは「マッチカラー」の本来の使い方ではありません。

素直に動画編集ソフトを習熟したほうがよさそうです。

DMC-G7動画|録音設定

先日にエントリーした動画ですが、鳥のさえずりなど同時に録れた背景音が意外と良かったので設定をメモしておきます。

  • マイクレベル設定:0dB
  • マイクレベルリミッター:OFF
  • 風音キャンセラー:OFF

なんのことはない、内蔵マイク(※)を各種設定OFFで使っただけです。イコライジングをしない分、音の「抜け」が良くなるのでしょうか。

_DSC0796

風音キャンセラーをOFFにするかわりに、フェイクファーを使った自作のウィンドジャマーをつけています。両面テープで手芸用のファーテープを貼り付けただけの簡単なものですが、とても役に立ちます。

DMC-G7はマイク穴の周辺がフラットなので、ファーを貼り付けるのも簡単でした。


(この機種に限らず)外部マイクは必要に応じて使うのですが、ハム音などのノイズが入ってしまうことが多く、どうもうまく使いこなせたことがありません。

DMC-G7動画|ハイライトの再設定

前回のエントリーで、白飛び防止にはiDレンジコントロールだけでは足りない事が判明したので、再度ハイライトを設定してテスト撮影しました。

雨上がりの曇り空の印象を比較的意図通りに再現できたと考えています。

  • 輝度レベル:0-255
  • フォトスタイル:Natural
  • コントラスト:±0
  • シャープネス:-5
  • ノイズリダクション:-5
  • 彩度:+1
  • ハイライト:-3
  • シャドウ:±0
  • iDレンジコントロール:AUTO

撮影時の露出補正、編集時の色変更などは行っていません。

ヒストグラム

ヒストグラムを見てもすべての明るさを満遍なく使いつつ、白飛び/黒潰れが発生しないギリギリの域内に収まりました。

桜の木の幹

曇り空と逆光の桜の木の幹の階調を同時に収録できたのには満足しています
(自分以外の方には、単なる「眠い絵」にしか見えないかもしれませんが、それはそれ)。

ただ、「白飛びせずに済んだ」とは言うものの、空の階調の幅もそんなにあるわけではありません。動画から画像を切り出し、思い切りアンダーに補正してみました。ハイエストライト部はやはり白飛びしているようです。

空の階調(処理前)

空の階調(処理後)

設定をさらに下げればハイライトの階調は多少増えると思われますが、相対的にミドル域のトーンが減るはずです。ぱっと見も今よりももっと眠くなるので、迷うところです。

あるいはlog収録/カラコレすればもっとトーンは増えるのでしょうか。logはやった事がないのでどうもよくわかりません。
もっとも、DMC-G7にはlogの設定はありませんし、そもそも8bitしかない階調をむりやり引き延ばして大丈夫なのでしょうか。

引き続きテスト撮影を続けたいと思います。

DMC-G7動画|iDレンジコントロール(続き)

引き続きDMC-G7の設定を検証しています。テスト撮影を行いました。

前半はFCP上で露出などを調整したもの、後半が調整無しのオリジナルです。

カメラの設定は、

  • 輝度レベル:0-255
  • フォトスタイル:Natural
  • コントラスト:±0
  • シャープネス:-5
  • ノイズリダクション:-5
  • 彩度:+1
  • ハイライト:±0
  • シャドウ:±0
  • iDレンジコントロール:自動

としています。

黒つぶれには効果的だったiDレンジコントロールですが、白飛び防止にはあまり役立ちませんでした。

ヒストグラムを確認すると、

ヒストグラム

空が完全に白飛びしています。
メリハリがある、とも言えますが、飛んでしまったハイライトのトーンは調整しても戻ってきません。

ヒストグラム

前回の撮影時は、ハイライト:-4でした。
こちらは空のトーンが残っています。

iDレンジコントロールを使っていても、ハイライトはやはり調整しておく必要があるようです。


使用しているレンズは、LUMIX G 20mm / F1.7 ASPH.です。こちらに0.6倍のワイドコンバータを装着しています。12mm(24mm相当)になりますが、周辺部がかなり流れます。

DMC-G7動画|iDレンジコントロール

DMC-G7の「iDレンジコントロール」を試してみました。
撮影状況に応じて画面のダイナミックレンジを自動調整する機能です。

撮影時の設定は、

  • フォトスタイル:Natural
  • Contrast:±0
  • Highlight:-4
  • Shadow:±0
  • 露出補正:±0
  • 彩度:+1

です。

とりあえず、2パターンほど撮影しています。編集時に補正等は行っていません。

「iDレンジコントロール」により、シャドウ部が明るく補正されているのを確認できました。
一方、撮影時にhighlightを[-4]にしているからなのか、ハイライト側の補正は確認できませんでした。

設定を「オート」にしておくと、

  • 輝度差の少ない場合(前半)で「オフ」とほとんど同じ、
  • 空が入るなど輝度差の大きい場合(後半)で「標準」と同程度の補正量

なので、常時「オート」でもいけそうです。

また、「ハイライト・シャドウ」は使用せず、白飛び・黒つぶれの防止はiDレンジコントロールに任せてもよいかもしれません。

DMC-G7動画|コントラスト/ハイライト・シャドウの設定

画質の設定を始めてみましたが、順列組み合わせが多すぎて、途方に暮れています。

コントラスト/ハイライト・シャドウの設定を変えて撮影し、8秒ずつでつないでいます。

  • コントラスト±0です。
  • コントラスト-5です。いわゆる「軟調」にしてみました。白とび・黒つぶれを減らします。
  • ハイライト-5、シャドウ+5です。上記のコントラスト下げとはやや異なるタイプの軟調です。ハイライト部・シャドウ部の階調重視の設定なので、相対的に中間の階調は粗くなっているかもしれません。
  • コントラスト+5、ハイライト-5、シャドウ+5です。ハイライト・シャドウの設定で軟調になりすぎた画面をコントラストを上げることで相殺しています。コントラスト±0に似ていますが異なります。
  • コントラスト+5、ハイライト-5、シャドウ+5をベースに、ヒストグラムを見ながらレンジ中央に収まるよう、マイナスの露出補正をかけています。

それ以降の画面は上記5設定に対して、Final Cut Pro上で処理を加えています。彩度のアップ、ハイライト・中間・シャドウの濃度変更を(なんとなく)見た目で行いました。

……。う〜ん、わかったようなわからないような。

撮影対象や設定を変えて、経験値を積むしかないようです。


  • 輝度レベル0-255です。根拠はありません。
  • ベースにしたフォトスタイルは「ナチュラル」です。根拠はありません。
  • 彩度は-2です。ですが、「ナチュラル」の-2では低すぎたようです。
  • シャープネスは-5です。
  • 「iDレンジコントロール」など、挙動の詳細が不明の設定は基本オフにしています。きりがないので。
  • 曇り空の朝に撮影しました。