鼻うがい

妻に「いびきがひどい」と言われたので、鼻うがいをすることにしました。

(インド風の急須を使って)鼻から水を吸うのは怖くてどうしても抵抗があるので、無理やり鼻の奥に水を送り込む方法を考えました。

DSCN1162

100円ショップでスプレー容器を購入し、水を入れます。生理食塩水がよいらしいのですが、面倒なので水道水で済ませます。スプレーのノズルを、

トータルリコール

鼻の穴に当て、何度かシュッシュッシュッとスプレーします。口や反対側の鼻の穴から水が溢れ出てきます。両方の穴にスプレーします。
その後、軽くてばなをかみ、タオルで拭いて終わりです。

すっきりします。若干鼻の奥がヒリヒリし、小学校のプールを思い出します。

効果はあるようです。

「クラウドアトラス」に勘違い。

宅配レンタルでちょっと前の映画「クラウドアトラス(Cloud Atlas)」のBlu-rayを借りてみました。

全く予備知識なしで観始めたので、「2144年のネオ・ソウル」のエピソードに対し、大きな勘違いをしてしまいました。

↓こんな勘違いです。

「さすがウォシャウスキー姉弟、ウィリアム・ギブスンを読み込んでるなぁ。『記憶屋ジョニイ』の世界観を引用しているのか」

↓こんな世界観です。

《アンダー・ザ・ナイフ》の娘たちは、ソニー・マオに夢中だから、シックな内眼角贅皮らしきものをつけ加えられないようにするのが、次第に大変になってきている。

—— ウィリアム・ギブスン『記憶屋ジョニイ』

私はてっきり、ヒロインの相手役の男性は、

整形手術を施して、東洋人風の顔になった白人(という設定)

だとばかり思っていました。

遠い未来社会では、いわゆる「イケメン」の基準は韓流スター顔で、白人もファッション感覚で整形している歪んだ世界、なのだろうなぁ、なかなかハードな設定だなぁ……。

その後、ストーリーが進むにつれ、俳優たちはエピソードごとの様々な役柄のために特殊メイクを施されていることがわかってきました。
単にこの男性は韓国人の役を演じているだけなのでした。白人なのに。

完全に勘違いでした。
でも無理がありすぎだと思いました。

お気に入り動画(201602)

最近気になったYouTube動画を2本紹介します。

コシナのVoigtländer(フォクトレンダー)NOKTONレンズの作例動画を検索していて見つけました。
清潔感のある、カラフルでみずみずしい動画です。本当に素晴らしい。動画内で紹介されているお店(仙川というのは東京都調布市、京王線仙川駅のことでした)にも興味がわきますが、単純に、

ものを視るって気持ちいいなぁ

的な気分が感じられて(わたしが勝手に感じているだけですが)、うれしくなってしまいます。

動画的には、私が嫌いな過度なグレーディングがなく(no gradingだそうです)、やや彩度高め。常時ドリーで動かしています。10.5mmレンズのアウトフォーカス部分はちょっと主張の強いボケに感じます。

気持ちのよいカラフルさはジョン・ウォーターズの映画「シリアル・ママ」の冒頭シーンを思い起こしました。

シリアル・ママ

(改めて確認したら、全然違いました)


上の動画とは全く毛色が異なりますが、こちらも紹介します。tumblrで流れてきました。

http://xan8.tumblr.com/post/138722922495/全人類必見の神キモpv

開始後1:00で完全にやられてしまいました。キモいだけの不条理もののようですが、青年が涙をこぼす演出のおかげで、哀しみのあるSF映画っぽい味わいもあります。
一通り見て内容を把握した後も何度もみているで、好みなのだと思います。以前にエントリーしたtofubeats以来のお気に入りPVです。

あと、青年が会社のS君にそっくりです。

『スプロール・シリーズの世界』

ギブスンの初期三部作をえらく読み込んでいる方を見つけました。

ウィリアム・ギブスンの初期三部作、いわゆる「スプロール・シリーズ」についての言及を見つけました。

どぐち屋」というサイトの「SF/FT雑記」というコーナーです。

2010年頃からこつこつと書きためていらっしゃるようです。
相当読み込んでいる方のようです。
私はたいへん楽しめましたが、原著を読んでいない方にはちんぷんかんぷんだと思います。

タグ「ギブスン」のためにリンク集にしてエントリーしておきます。

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「(その29)」以前は全て過去ログの1ページにまとめられていました。

◎「(その1)」〜「(その26)」にはnameタグがふられていません。

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140220|追記 自分で見つけたつもりでしたが、リンク先などを辿ると以前twitter上で教えてもらったことのあるサイトでした。(^^;)

伊藤計劃『虐殺器官』

伊藤計劃『虐殺器官』はW.ギブスンの影響強すぎ。

遅ればせながら、伊藤計劃の『虐殺器官』を読みました。

う〜ん……。残念ながら、あまり楽しめませんでした。

内容の面白い/面白くない以前に、作者が使っている文体や語彙に対して、ウィリアム・ギブスンの「スプロール三部作(※1)」の影響が感じられ、鼻についてしまったのがその理由です。

これが例えばジャンルの被り、すなわち「ルビを多用した、ハードボイルドなSF小説」、あるいは「SF設定/世界観を微に入り細に入り説明したがる語り口」、といった類似ならば許容可能なのですが、作品内に使われている語句、言い回しの端々にギブスン(と翻訳の黒丸尚)の強い匂い(※2)を感じてしまうのです。これには閉口しました。曰く、

  • 「(死体の口元の表現として)まるでなにか言い残したことがあるとでもいうように」
  • 「トリヴィア(※3)」
  • 「(「somebody」の日本語表現としての)誰かさん」
  • 「脳漿(のうしょう)」
  • 「穿つ」
  • 「肉(は)牢獄」
  • 「手合い」
  • 「(台詞としての)『びっくり』」
  • 「(機器の)チェックに余念がない」

文脈抜きで取り出して眺めてみれば、一つ一つは日本語としてごく真っ当な表現なので、単に自分の読書歴の偏りに依る自意識過剰なもの(※4)かとも思い、我慢して読み続けました。

ですが、第四部を読み始めたとき、『ニューロマンサー』第二部「買物遠征(ショッピング・エクスペディション)」冒頭や、第三部「真夜中(ミッドナイト)のジュール・ヴェルヌ通り」冒頭の描写との酷似に「なんだ、やっぱりパクリじゃん」と納得してしまいました。表現手法と段落構成が全く同じです。

そう判断したとたん、「ここも同じ」「あそこも同じ」と、引用箇所を探し出すパズルと化してしまい、本来のストーリー(※5)はどうでもよいものになってしまい、楽しめなかった(※6)、というわけです。

2作目の『ハーモニー』も同時期に購入しましたが、まだ読んでいません。


※1 翻訳は黒丸尚。『ニューロマンサー』、『カウント・ゼロ』、『モナリザ・オーバードライブ』の3作となります。

※2 作者インタビューを読む限り、ギブスンの影響が強い事は事実のようです。

※3 『記憶屋ジョニイ』の一節を思い起こしました。

※4 とは言うものの、やはりその人の読書遍歴により、「ネタ元はこれだ!」の内容はそれぞれ異なってくるようです。Amazonの書評やtwitterのつぶやきには様々な指摘がありました。

  • 『メタルギアソリッド』もろくにやってなさそうな奴らが持ち上げててウケる。
  • オチがハーラン・エリスン(『世界の中心で愛を叫んだけもの』)の短編にそっくり。
  • Ph.Kディックの劣化コピーだ。
  • 目新しくはない。例えばディレイニーの『バベル17』。
  • コナミ小島監督(『メタルギアソリッド』)に大きな影響を受けている。
  • J・G・バラードに似ている。
  • サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』を想起させる。
  • P.S.ビーグル『心地よく秘密めいたところ』を思わせ、

などなど、皆さん自分の思い入れの強い作品を挙げており、ほとんど「釣り」の入れ食い状態になっているようです。

アニメ・ゲーム系の小ネタも仕込まれているとの事で、サンプリング/カットアップ小説としては相当濃い作品なのでしょう。ですが、それならばダン・シモンズの『ハイペリオン』を楽しめるようになった方が有意義ではないかと思います。

※5 実は、ストーリーもあまり感心しませんでした。近未来の合衆国の軍人が主人公のはずなのですが、全くそのような感じがしない。「新潮文庫の100冊」を読破した20世紀生まれの日本人青年が延々独り言をつぶやいており、ドミノ・ピザのケータリングは府中街道を走っているのです。

※6 冲方丁『マルドゥック・スクランブル』を読んだときも同じでした。ギブスンの差分を削除した後は、「少女と鼠がおじさんとトランプをしてる小説」としか感じませんでした。国内SFとはどうも相性が良くないようです。

作画厨

「ハイスクールD×D NEW」のエンディングが大変印象的でした。

今期(2013Q3)のアニメ、「ハイスクールD×D NEW」のED(エンディング)が大変印象的でした(※)。

テロップを確認すると、「絵コンテ/演出/作画監督/原画 田中宏紀」とあります。実質一人で作っているようです。

「田中宏紀」で検索すると、「作画@wiki」というアニメーターに関するDBサイトがヒットしました。

作画@wiki

必ずしも著名でない、アニメーターの略歴や携わった作品の一覧などが数多く掲載されています。

「田中宏紀(ひろのり、だそうです)」の項は、

一目見て氏の作画と分かるそのキャッチーさで一般アニオタからのウケも良く、幅広い人気がある。

とあるので、ニワカにもわかりやすい、かなり有名な方のようです。

紅 Kure-nai」の第6話、ミュージカル回を担当した方である事を知りました。
なるほど、既視感があったのでたいへん合点がいきました。

また、YouTubeやニコニコ動画にはアニメーターの担当パートだけを切り貼りして集めた「MAD」というものがアップされているようです。
田中宏紀バージョンは7つもあります。多忙かつ人気のアニメーターのようです。


YouTubeでみる

非常に興味深い世界です。深入りすると出られなくなりそうです。

……、とは言うものの、検索を続けてみると「アニメを『作画』に着目して鑑賞する」というオタク趣味は下火、という説もあります。

でも、だとしたら逆に先人の蓄積がある分、上澄みだけをあとからゆっくり享受できるのでありがたい、とも言えるかもしれません。

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※アニメ2期、1話〜6話のエンディングを指しています。7話からは別の方(織葉清司)に変更になってしまいました。また、世の中的には1期のED(鈴木典光)の方が評価が高く、一部でかなり評判になったようです。

130904|追記 アニメの作画に言及のあるblogです。

tofubeats

tofubeatsのMVがとても良かった。

たまたまtumblrに流れてきた動画、tofubeatsのMVがとても良かったのでエントリー。



YouTubeでみるVimeoでもみる

  • モチーフの貧乏臭さがあざとい。あざとすぎる。でも、そこが良い。
  • 捨てカットほとんど無い。各カットがAnimeGifになってたら全部reblog。
  • だれる前に新鮮なモチーフが現れる。多様性高い。
  • オシャレサウンドなのに歌詞がうぶい。中学生から楽しめる。
  • 伏線とオチがある。

そういえばこの手のアプローチ(ごく短いシーンの集積)を最近見たな、と思ってVimeoのお気に入りを確認したら、こちらの作品も同じ監督(共同監督のうちのひとり)でした。
最近は作品を享受しても、作家を全く確認しません。深掘りをしなくなってしまいました。

大変楽しませてもらったので、iTunes Storeでアルバムを購入しました。

なんとなく思い出した関連画像:

AMERICAN_BEAUTY

130717|追記 監督インタビューの記事がありました。こちらもやはりtumblrのpostで知りました。

130829|追記 インタビューもうひとつ。こちらもtumblrからです。