フォントの最近のブログ記事

AquaKanaを消去すると変なフォントに変わる。つまりこの変なフォントをヒラギノと入れ替えた上でAquaKanaを消去すれば良いのだ。

というつぶやきがありました。私も「変なフォント」は気になっていたのでちょっと検証してみました。


AquaKanaをシステムから削除するとFinderの表示はこのように変わります。調べてみると「変なフォント」とは「STHeiti(ファイル名:华文细黑.ttf)」。中国語フォントのようです。


さらにこのフォントも削除してみるとまた表示が変わりました。調べてみるとこれは「AppleGothic」という韓国語フォントでした。


このフォントも削除します。こんどは「GungSeo」という韓国語フォントになりました。


これを外すと「BiauKai」という中国語フォントに。


さらに外します。「GB18030 Bitmap」という中国語フォントに。


こんどは「Hei」という中国語フォントに。

さすがに辛くなってきたので、Font Bookで「中国語」「韓国語」を検索して、でてきたフォントを全部外す(※1)ことにしました。


「中国語」の検索結果。


「韓国語」の検索結果。


AquaKana、中国語フォント、韓国語フォントを全部外してやっと日本語フォントが現れました。ヒラギノ角ゴシックProNです。以前のエントリー、「嫌われもののAquaKanaを排除する」のような作業を行わなくともFinderのフォントは変更できるのでした。その時の工夫は全て徒労となってしまいました……。


ちなみにヒラギノ角ゴシックも外すとヒラギノ明朝になります。


さらに外すとOsakaがでてきました。なぜかプロポーショナルです。


表示できるフォントがなくなるとこのようになりました。


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まとめ

CJKフォント(Chinese/Japanese/Koreanのグリフを持つフォント)に振り回され、ちょっと疲れました。検証中に表示の優先順序に法則性(※2)のようなものが感じられるかとも思いましたが、結局よくわからないままになってしまいました。引き続き調べる根気もちょっとありません。

※1 Font Bookで「使用停止」できる場合ときちんと削除する必要がある場合があります。特に「System/Libraly/Fonts」内のフォントの削除は原則、認証が必要になるようです。

※2 検証途中、Adobeの日本語フォント(なぜかAdobe A1明朝)が現れたりヒラギノ丸ゴシックが現れたりもしたのですが、検証しきれないので割愛しています。

いっそすべてAquaKanaに

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先日のエントリー「嫌われもののAquaKanaを排除する」はやっぱり嫌なので、逆をやってみました。


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ProNをAquaKanaに

システムフォント/アプリケーションフォントとして使われているヒラギノ角ゴシックProNをAquaKanaに置き換えます。
方法は前回と同じなので大幅に割愛しますが、

  • AquaKana.ttc → AquaKana-R.ttf、AquaKana-B.ttfに分解(FontForge利用)。
  • AquaKana-R.otf、AquaKana-B.otfを上記ttfから作成(OTEdit利用)。
  • フォント情報をヒラギノ角ゴシックProN W3、ヒラギノ角ゴシックProN W6に詐称(OTEdit利用)。
  • 本物のヒラギノ角ゴシックProN W3・W6と置き換え。
となります。

こんな感じになります。

Finderの表示要素はすべてAquaKanaに。Cover Flow画面のリスト部分(下部)もAquaKanaになります。項目名もキチンとAquaKanaに。「サイズ」の部分で判別できます。


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想定外の副作用

整合性はとれて万々歳、と言いたいところですが意図しない副作用がありました。
Safariでは、コンテンツエリアの表示もすべてAquaKanaになってしまいます。

明示的に「font-family: ヒラギノ角ゴシックProN」としているウェブサイトはほとんどないので、Safariの環境設定でサンセリフ体を「ヒラギノ角ゴシックPro」と指定しておけばいける、と思ったのですが、ダメでした。明示的に「font-family: ヒラギノ角ゴシックPro(Nなし)」と指定されていない限り、Safariは環境設定のProをProNと読み換える仕様のようです。その上、英数字はLucida Grandeでなく、AquaKanaのそれになるので、不整合極まりない表示になってしまいました。

一方、Chromeは意図通りの表示です。コンテンツエリアはヒラギノ角ゴシックPro、ツールバー周辺のみAquaKanaになります。


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まとめ

やはりAquaKanaはメニュバーやアプリケーション周りのみにアクセント的に表示されてほしいです。メインブラウザのSafariでAquaKanaが頻繁に現れると相当「ウザい」ので一旦あきらめました。

デフォルトの状態に戻すことにします。とほほ。

どうにもaquakanaに慣れないんだけど、これ、そのうち慣れるんだろうか…。

というつぶやきがありました。Twitter内を「AquaKana」で検索すると、他にも不満の声が結構あります。ほとんど罵倒に近いつぶやきもありました。

くせの強いAquaKanaの適用個所がLionから増えた事、ヒラギノとAquaKanaの出し分け方針が不明瞭で表示の不整合・バグのように感じられる事、などからそう感じるのでしょう。このような意見を言いたくなる気持ちもわかります。

LionからAquaKanaをすべて排除する方法を検証してみました。


AquaKanaをすべてヒラギノに変更したFinder。英数字はLucida Grandeのままなので、気付かない人は気付かないかもしれません。


以下の方法で行っています。


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1. 代替フォントをTrueTypeで用意する。

AquaKana、AquaKana Boldの代替フォントとしてヒラギノ角ゴシックを利用します。ProN W3、ProN W6あたりが手頃ですが、英数字として表示されるLucida Grandeとのウェイトのバランスを考えると、W4とW6との組み合わせが良いようです。

ヒラギノはOpenTypeなのでTrueTypeに変換する必要があります。「otf ttf 変換」などで検索すると以下のページなどがヒットします。FontForgeというX11上で動くソフトを使って変換できるようです。


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2. フォント情報を詐称した偽AquaKanaを作成する。



変換したTrueTypeフォントを使って、新規の「偽AquaKana」を作成します。Windows用のフォント作成アプリケーションTTEditなどを利用します。



FontForgeで表示されるAquaKanaのフォント情報



FontForgeで表示されるAquaKana Boldのフォント情報

たくさんの情報項目がありますが、ファミリー、サブファミリー、UniqueID、フルネームなどがフォントの認識に重要と思われます。可能な限り同じにしておきます。



偽AquaKanaのフォント情報



偽AquaKana Boldのフォント情報


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3. ttfをまとめてttcに統合する。

FontForgeなどを利用し、出来上がったふたつのttfをttcに変換(統合)し、fake_AquaKana.ttcなどといった名前にしておきます。


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4. 入れ替え、フォントキャッシュの削除。

システム/ライブラリ/Fonts/のAquaKana.ttcを退避させ、偽のAquaKanaを格納します。

shiftキーを押しながら再起動(セーフブート)し、フォントキャッシュを削除します。

偽のAquaKanaのファイル名をオリジナルと同じAquaKana.ttcに変更し、ふたたび再起動(通常起動)します。

表示が下記のようになっていれば成功です。


Spotlight検索画面


Safariの画面。

カバーフロー画面。


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まとめ

表示の整合性がとれるのは精神衛生上大変好ましいのですが、ヒラギノはくせがなさ過ぎで面白みに欠けます。Ubuntuなどのlinuxディストリビューションのような見えになってしまいました。
JAM Chicagoの流れを汲む(知ってますか?/本当か?)AquaKanaは個人的にはとても好きなので、やっぱり元に戻すと思います。
今後もAppleの多言語開発チームの方には、整合性をより高めながらAquaKanaを活用していただければと思います。


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言うまでもないことですが、上記の作業を試す場合は全て自己責任で行ってください。

AquaKanaの適用範囲

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Lionをインストールしてなんだかフォントに違和感を感じたので調べてみたら、AquaKanaというフォントの利用範囲が広がったもよう。

というつぶやきがありました。おや、と思い、検証してみました。


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LionになってAquaKanaが適用された箇所は増えました


  • FinderのSpotlight検索窓
  • Safariの検索窓
  • Safariのブックマークバー
  • Safariのステータスバー

などはSnow LeopardからLionに変わった際にフォントがAquaKanaに変更になったようです。


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適用個所が増えた分、不整合が目立ってきました

アドレスのみ[Lucida Grande + ヒラギノ角ゴシック]のままです。同じツールバーにある検索窓は[Lucida Grande + アクアかな]に今回変更されています。


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意図的な混在でしょうか/適用漏れでしょうか?

LionではFinderのウィンドウ内のフォントを一部(アクアかなから)ヒラギノに戻しています。上記のCover Flow表示ではヒラギノとアクアかなの混在が発生しています。

アイコン表示ではアクアかな、リスト表示ではヒラギノ角ゴシック、カラム表示ではヒラギノ角ゴシックおやおや?どうも挙動が不明だぞ?選択すると書体が変わったりする。Cover Flow表示では(アイコンとリストの折衷的に)混在となります。さらには、下のように


言語環境を「English」でログインし直すとカラム表示の書体がアクアかなになるのが謎を深めます。何かをきっかけに書体が変わります。私の環境の問題なのか……。


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まとめ

AppleはSnow Leopardでアクアかなが全キャラクター揃った際に、ヒラギノ角ゴシックとの役割交代、あるいは役割分担を考えるべきでした。ただ、フォントとして完成度が高いLucida Grandeを完全に代替するには、(改刻を続けているとはいえ)アクアかなはやや癖が強いと思います。結論を出すのはなかなか難しいのでしょう。

LionのAquaKana

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LionのAquaKanaフォントは漢字が太くなってバランスが良くなりましたね。Kanaという名前だけど2万グリフ以上入っているフルセットのフォントで、デザイナの情報に字游工房さんの名前を見つけました。

というつぶやきがありました。おや、と思い、検証してみました(OSX Lionの環境で閲覧してください)。


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LionのAquaKanaは確かに漢字が少し太くなっています。

左:ヒラギノ角ゴシックProN W3、右:LionのAquaKanaレギュラーです。カーソルはいります。
大きなサイズで比較してみて、やっと気付きました。


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ヒラギノ角ゴシックのW4ではないようです。

千都フォントライブラリーのサイトのサンプルページを見ましたが、1ウェイト上のW4を流用している、というわけではないようです。「W4 > AquaKana漢字 > W3」と思われます。かなり微妙です。フォントサイズはそろえてあるので、気になる方はキャプチャーして重ねて見てください。

110811追記実際に検証した方がいらっしゃいました。単なるウェイトの違いでなく微妙な形状の違いのようです。


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ボールドは旧来のままのようです。

左:ヒラギノ角ゴシックProN W6、右:AquaKanaボールドです。カーソルはいります。
ボールドの漢字は特にチューニングしていないようです。


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「プロパティ」に字游工房の名前がありました。

デザイナの情報に字游工房さんの名前」とありましたが、最初は見つけられませんでした。
「情報を見る...」にそれらしい項目は出て来ませんし、AquaKanaはFontBookで開くことができません。
Windows環境に移動し「プロパティ」を確認したら、やっと見つけることができました。


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AquaKanaに関する情報は今後もこのサイトにまとめようと思います。

iPhoneでおマヌケ書体。

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お暇な方、本エントリーをiPhoneで(※)閲覧してみてください。

たぶんアジアのひとがつくった、おマヌケなにほんごFONTがとうさいされている。Unicodeはたいへんだなぁ。

iPhone上では↑の文、あまり見かけない、へたくそな日本語フォントで表示されているはずです。こちらのフォントは、「黒体-日本語 ミディアム 」。一応、ひらがな/カタカナ全キャラクター揃っています(もちろん漢字も)。「黒体-韓国語 ミディアム 」「黒体-簡 ミディアム 」「黒体-繁 ミディアム 」とシリーズで用意されているので、韓国語や中国語と日本語を混在させたい場合に使うのでしょう、か……。何の目的で制作/搭載されているかは不明です。

多言語フォントのデザインは隙だらけですね(ねらっていたらすごいですけど)。

iPhone用のフォントビューア、Cédilleで見つけました。

※OSXやWindowsXPで閲覧する人のために、「Arial Unicode MS」もかませています。こちらも多言語表示のために目一杯キャラクターを積んだへぼいフォントです。残念ながらMicrosoftは開発を断念したようなので、Vista/7には搭載されていません。

補足:漢字完成度通常品質也。

うわぁ……。困ったなぁ……。


全てのOSXに搭載のヒラギノはこちら。


最近のOSXに(追加で)搭載のヒラギノはこちら。iPhoneに搭載はこちらだけ。

ヒラギノ角ゴシック、バージョン違いでフォントネームが異なります。cssのfont-family指定に影響ありありです。ちなみにiPhone(≒iPad)に搭載はProNだけ。

現時点では、iPhone搭載の日本語フォントは唯一ヒラギノ角ゴシックProNだけですから、どんな(日本語)フォントを指定しても全部ProNで表示します。ですが、(もし)iPadあたりに新しい日本語フォントが搭載されちゃうと多分もうアウトです。

(後でまとめ直します)

AquaKanaを普通に使う。

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AquaKanaはなぜか「不可視フォント」のため、フォントメニューには表示されません。
ですが、font-familyの指定を使い、htmlで表示させる事ができます。
htmlで表示可能なフォントは、テキストエディットやMailなどのアプリケーションで普通に使うことができます。

利用方法を簡単にまとめました(基本、Snow LeopardのSafari、Chrome限定です)。


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①まず、この文字列をコピーし、「テキストエディット」や「Mail」などのリッチテキストフォーマットを扱えるエディタにペーストします。

①まず、この文字列をコピーし、「テキストエディット」や「Mail」などのリッチテキストフォーマットを扱えるエディタにペーストします。

②次に、フォントパネルから[よく使う項目]に登録します。

③以後、いつでも使えるようになります。


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一度お試しあれ。

「アクアかな」が変わった。

(↑ Snow LeopardのSafariやChromeなどでご覧下さい)

2003年頃から、OSXのシステムフォント「AquaKana」について調べた事をAquaKana FAQというページにまとめています。

しばらく放置してありましたが、Snow Leopardになってからシステムフォント周りに大幅な変更があったようです(※1)。AquaKanaにもそれなりに変更が発生しています。(FAQページの改訂前に)取り急ぎ、現時点でのもろもろを備忘録としてまとめます。


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otfからttcに、1ファイルに。

ファイル形式が変わっています。.otf(OpenType font)形式から、.ttc(Windows TrueType font collection)形式に変わっていました。

また、従来は「AquaKanaRegular.otf」と「AquaKanaBold.otf」の2ファイルだったのですが、「AquaKana.ttc」として1ファイル(font collection)にまとまりました(※2)。


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(一応)全文字揃った。

従来、ひらがな・カタカナだけのみの限定的なフォントだったものが、いつの間にか全キャラクター揃っていました。ファイルサイズも巨大化し、68KBから36MBに。

ですが、単にキャラクターが埋まっただけで、漢字や欧文のデザインは全く異なります。ヒラギノ角ゴシックをそのまま流用しているようです。

アクアかな|漢字とAlphabet。

ヒラギノ角|漢字とAlphabet。

(↑Snow LeopardのSafariやChromeなどでご覧下さい|カーソル入ります)


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結論。見栄えや挙動は変わらず。従来通り。

外観上の変化は全くありません。また、(もし、物好きの方が)htmlで使った場合も挙動に特に変化はなく、従来と同じ表示をします。興味のない方(/ある方にも)には全く影響はないようです。

ちょっとがっかりです。


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※1 こちらのblog記事によると、システムフォントがことごとく.ttc形式に改められ、統一されているようです。特に、.dfont(Datafork TrueType font)がかなり減っています。

※2 とはいうものの、フォント「ファミリー」になったわけではありません。相変わらず「ファミリーネーム」はRegularとBoldで異なりますので、strongタグで太字になったりはしません。


TTEditによる、TrueType(Snow Leopard)のAquaKana(Bold)の書体名詳細情報


OTEditによる、OpenType(旧来)のAquaKanaの書体名詳細情報

あんま変わってなくてがっかり。

Point vs Pixel

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(補)書いた後で読み返してみましたが、我ながらたいへんわかりづらい内容ですね。
一言でいえば、
「MS Pゴシックアンチエイリアスなしのユーザーを対象にデザインするのはしんどいな〜」
という事です。

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気付いてしまったのでエントリー。

OSXは、画面解像度が72ppi(※1)であることを前提に設計されています(※2)。
 →したがってpixel=pointとなります(※3)。10ptの文字は、10pxの文字として表示されます。

Adobeのソフトウェアもそうです(※4)。画面解像度が72ppiであることを前提に設計されています。

Windowsは、画面解像度が96ppiであることを前提に設計されています(※5)。
 →OSXやAdobeのソフトに比べ「モニタのキメが細かいことを前提にしている」ともいえます。
  10ptの文字は、110*96/72=10*4/3≒10*1.333... 約13.3pixelを使って表示されます。

現在のほぼすべてのWebブラウザは(※6)、画面解像度が96ppiであることを前提にhtmlを解釈します。
 →「10px」、とピクセルで指定されたら10px相当の文字サイズで描画しますが、「10pt」とポイントで指定されたら96/72*10=13.333pxのサイズの文字を描画します。

ここまでよろしいでしょうか。
上記の前提から、

Adobeのソフトウェア、PhotoshopやFireworksなどのグラフィックソフトでは、ptによるhtmlの文字組みのデザインシミュレーションはできません。かなりアバウトな近似値となります。

「いいじゃん、べつにできなくたって。pxの絶対指定(※7)で組めば、そのシミュレーションはできるんでしょ」
いやいや、整数値のpxで絶対指定する限り、ブラウザの文字サイズは、整数値のptとむりやり解釈され(小数点以下は四捨五入)、意図しないサイズでの指定となってしまいます(※8)。それを実装後に微調整するのは馬鹿らしいと思いませんか。

「もう全部相対指定でいいじゃん。具体的な文字サイズはユーザーが最終決定すればいいじゃん」
いやいや、MS Pゴシックなど、ビットマップを持ったフォントは文字サイズによってキャラクター(文字形状やウェイト感)がかなりバラつくので、コントロールしておきたいのです。

結論。 96ppiはうざいですね。WindowsXP日本語版を対象にするのはほんとにうざい。まあ、諸悪の根源はMS Pゴシックなんですが......。
アンチエイリアス文字表示万歳。ヒラギノ万歳、メイリオ(一応)万歳です。

※1 たいていは、「dpi(dots per inch)」と書かれることが多いようですが、やはりここはppi(pixels per inch)でしょう。
※2 Appleの液晶モニタの解像度が72ppiだ、ということではありません。いまどきそんな粗い液晶モニタはありません。
※3 USの単位では、1pt=72分の1インチとなります。何進法だよ。あ、12進法の6倍か。
※4 Macintosh版もWindows版もどちらも同じです(検証終わってません)。
※5 Vistaであれば、[個人設定]→[DPI スケール コントロール パネル]を使ってDPIスケールを変更できます。ただし、大きく(粗く)することができるだけで、デフォルトの96ppiが最小値のようです。72ppiとかにはできません。
※6 昔のブラウザは、想定する画面解像度を変更できたような気がします。Macintosh版のIEなどがそうだったように記憶しています。
※7 絶対値指定の文字サイズのユーザー側の制御、ブラウザの機能が充実してきたので「文字大きくしたい人」問題はさほど重要でなくなった気はします。
※8 検証画面です。(実質的に)px指定は結局pt換算値を四捨五入して表示されていることがわかります。

上記は未検証な部分も多く、関連する疑問はほかにもありますが、今日はここまで。

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