ローファイな写真

スマホのカメラのエフェクトですっかりおなじみ、既に陳腐化してしまった「ローファイな写真(lo-fi photography)(※1)」ですが、思うところ(※2)があり、ちょっとやってみました。

レンズの先端に安物のワイドコンバージョンレンズ(※3)を付けて色々撮影しています。AFはそのまま使えるので、トイカメラ風撮影のための専用レンズよりも便利です。

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0.6倍のワイドコンバージョンレンズなので換算28mmのレンズに付けると、換算16.8mmの超広角になります。画面が魚眼レンズで撮影したように大きく歪曲し、同時に周辺部に大量の収差や「流れ」が発生します。

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色温度もあえて間違ったもの(蛍光灯)に変更し、さらに周辺減光も付与しました。

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スマホのエフェクトとは異なり、どれも中央部の解像はしっかりしています。


世の中にはもっと「ローファイ」な写真がありますが、自分はこれが限界です。これ以上はちょっと勘弁。ちなみに階調や粒状感については「hi-fi」なままです。

※1. 英語版wikipediaの「See also」の欄にはLo-fi photographyを撮るための様々な手法が分類されています。

※2. 画面の中央部に視点を促すための手法を探しています。また、巷でいまだに流行っている「過度なカラーグレーディング」についての検証も兼ねています。

※3. 周辺の「流れ」も作例は激しすぎると感じていますが、動画撮影時にクロップされる分を勘案すると、今回購入したコンバージョンレンズの描写は意図通りの「lo-fi」具合でした。

Olympus PEN Lite E-PL6

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先日購入したOlympus PEN Lite E-PL6を使って散歩写真を撮っています。年末年始は近所の公園などを歩きながら撮影を楽しみました。


外付けファインダーで撮影。

以前購入した、Nikonの28mm用外付けファインダーを使って撮影しています。ファインダーに合わせてレンズも14mm(換算28mm)です。背面液晶は見ずに撮影。カメラの設定や構図にこだわらずにルーズに撮ります。使い勝手はほとんど「写ルンです」です。このくらい雑に撮らないと「散歩」が「撮影ロケ」になってしまいます。

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起動が速くてすぐ撮れる。

カメラの起動がとても速いのには驚きました。電源スイッチを押した途端、起動画面の表示も無くほぼ瞬時に撮影可能になります。コンデジの、スイッチを入れるとおもむろにレンズが伸び始めて撮影準備を始めるスタイルに慣れていたのでとても新鮮です。撮りたいと思った時にささっと撮れてしまうのは、とてもよいです。
一秒間に何枚も撮る「連写性能」などよりも、「最初の一枚」がすぐ撮れる事の方が自分にとって大事なので。

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間抜けな背面液晶。

どういうわけか背面液晶の縦横比が16:9です。m4/3のセンサーは4:3なので、表示画面に余白(余黒)が発生します。46万ドットの、今どきにしては粗めの液晶なのに。撮影時に液晶は見ないのでどうでもよいのですが、接写時に多少なりとも役に立つよう撮影時の設定を、液晶画面いっぱいに表示される16:9にしてみました(rawファイルはトリミング無しの4:3で保存される)。外付けファインダーの視野枠は4:3ですが、コンデジっぽいもっさりした比率が好みでないので、現像時に3:2にトリミングしています。
……といった(撮影時の)構図から逃れるための工夫のような事をいろいろしています。

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raw現像は趣味の時間。

先日のテスト撮影の結果からSony製のセンサーはそれなりにラチチュードが広い事がわかっているので、露出もカメラ任せです。そのぶん、自宅でのraw現像は丁寧にやっています。アンダーな写真が好きなので、現像時に半段〜1段半程度、減感(暗く現像)しています。明るめに(適正露出で)撮影して現像時に暗くすると、シャドウ部の階調がきちんと残ります。

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色収差は自分で補正。

残念ながらOlympus機のrawファイルはPanasonic機のそれとは異なり、色収差が補正されたものではありません(Pana機×Panaレンズだと色収差が自動で補正される)。両メーカーとも、歪曲収差と周辺光量の補正は自動で行なわれますが、その関係からかAdobeのLightroom/Camera Rawにはm4/3用のレンズプロファイルが用意されていません。倍率色収差などに関しては一枚一枚手作業で補正することになります。

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仕事が始まるとまた忙しくなり、散歩に出かける余裕もなくなってしまいます。年末年始に多少なりとも歩けたのは幸いでした。