DMC-G7動画|iDレンジコントロール(続き)

引き続きDMC-G7の設定を検証しています。テスト撮影を行いました。

前半はFCP上で露出などを調整したもの、後半が調整無しのオリジナルです。

カメラの設定は、

  • 輝度レベル:0-255
  • フォトスタイル:Natural
  • コントラスト:±0
  • シャープネス:-5
  • ノイズリダクション:-5
  • 彩度:+1
  • ハイライト:±0
  • シャドウ:±0
  • iDレンジコントロール:自動

としています。

黒つぶれには効果的だったiDレンジコントロールですが、白飛び防止にはあまり役立ちませんでした。

ヒストグラムを確認すると、

ヒストグラム

空が完全に白飛びしています。
メリハリがある、とも言えますが、飛んでしまったハイライトのトーンは調整しても戻ってきません。

ヒストグラム

前回の撮影時は、ハイライト:-4でした。
こちらは空のトーンが残っています。

iDレンジコントロールを使っていても、ハイライトはやはり調整しておく必要があるようです。


使用しているレンズは、LUMIX G 20mm / F1.7 ASPH.です。こちらに0.6倍のワイドコンバータを装着しています。12mm(24mm相当)になりますが、周辺部がかなり流れます。

DMC-G7動画|iDレンジコントロール

DMC-G7の「iDレンジコントロール」を試してみました。
撮影状況に応じて画面のダイナミックレンジを自動調整する機能です。

撮影時の設定は、

  • フォトスタイル:Natural
  • Contrast:±0
  • Highlight:-4
  • Shadow:±0
  • 露出補正:±0
  • 彩度:+1

です。

とりあえず、2パターンほど撮影しています。編集時に補正等は行っていません。

「iDレンジコントロール」により、シャドウ部が明るく補正されているのを確認できました。
一方、撮影時にhighlightを[-4]にしているからなのか、ハイライト側の補正は確認できませんでした。

設定を「オート」にしておくと、

  • 輝度差の少ない場合(前半)で「オフ」とほとんど同じ、
  • 空が入るなど輝度差の大きい場合(後半)で「標準」と同程度の補正量

なので、常時「オート」でもいけそうです。

また、「ハイライト・シャドウ」は使用せず、白飛び・黒つぶれの防止はiDレンジコントロールに任せてもよいかもしれません。

DMC-G7動画|彩度の設定

DMC-G7の動画撮影時の彩度設定を検証してみました。

  • 「シネライクV」で撮影しています。
  • レンズは、LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.を使用してます。

閲覧環境・設定によって画面上の鮮やかさは異なります(※)が、いずれにせよ±0でもかなり高めの彩度でした。-2〜-4あたりがよさそう/自分の好みです。後処理前提なら-5で撮影することになると思います。


本当に本当にぜんぜん異なります。

160324|追記 「フォトスタイル」によってベースの鮮やかさはそれぞれ違うので、「シネライクV」をメインで使わない限り、あまり意味のないテストでした。とほほ。

DMC-G7の4K動画撮影時のクロップ量

PanasonicのDMC-G7の4K動画撮影時のクロップ量を調べてみました。

DMC-G7

静止画撮影時の4592px*3448pxに対し、センサー中央部のおよそ4122px*2319px分を使用(※)して、4K(3840px*2160px)動画を生成しているようです。

中央部をdot by dotで使用するDMC-GH4とは異なり、やや広い画角で撮影可能です。

画面の対角線長を比較してみたところ、

  • 4K撮影時は約1.214倍の焦点距離相当になります。

28mm相当のレンズは34mm相当になり、24mm相当の画角が欲しい時は約20mm(19.77mm)相当のレンズが必要になります。


海外のサイト「CAMERA LABS」には、「around 4120×2318 pixels」とありました。いずれにせよ、4Kの画素数に対してきりの良い比率ではないようです。

4K素材をFHDサイズで確認

4K動画を鑑賞できる環境は持っていないのですが、FHD用の素材としての4Kに興味があります。
Panasonic DMC-GH4を使い、ズームレンズで画角を揃えて撮影した4K動画とFHD動画から、それぞれ静止画を抜き出して比較しました。

4KtoFHD

4K動画(mov/100Mbps)から抜き出した画像を素材にして、FHDサイズに縮小した画像です。4Kサイズのままの画像はこちらから。

FHD

FHD動画(AVCHD/28Mbps)から抜き出したFHDサイズの画像です。

中央部を並べて比較するとこんな感じです。

あ、もうぜんぜん選択の余地無しですね。
解像力自体が明らかに異なりますし、実寸利用のFHDはリンギング(輪郭強調)が解像をスポイルしています。
60fpsや長時間録画が必要でない限り、最終サイズがFHDでも4Kで撮影したほうが良さそうです。


手持ちの動画機の中で一番解像感が高いのは、ハックしたPanasonic DMC-GH2でしたが、4K時代にはもう用済みですね。時代の流れに全然追いついていけません。

4K動画撮影時のクロップ量と換算後の焦点距離

借り物のPanasonic DMC-GH4を使って、簡単な検証をしてみました。

ホコリだらけの机の上を静止画FHD4Kで撮影し、イメージシーケンスを書き出します。

Photoshop上で重ね合わせるとこのようになりました。

check

4K動画はセンサーの中央部を全画素読み込み/dot by dotで使用しているようです。
FHDはセンサーをフル幅(4608px)で使用していますが、画素数(幅1920px)は大幅に少ないので、2.4倍で配置するとオリジナルの静止画とぴたりと重なりました。

計算(画面の対角線の長さを比較)してみたところ、

  • FHD撮影時は約1.1169倍の焦点距離相当になります。
  • 4K撮影時は約1.3058倍の焦点距離相当になります。

換算24mmのレンズを使用した場合、FHD撮影時では約26.80mm相当、4K撮影時では31.34mm相当となります。
4K撮影時に28mm相当の画角が欲しい場合は、21.44mm相当、m4/3なら10.7mmのレンズが必要です。一番近いのはCOSINAのNOKTON 10.5mm F0.95あたりです。

Nikon1 V1でraw4K動画。

2014年の春にNikon1 V1を安値で購入(※1)し、散歩の合間に4K動画を撮っていました。

Nikon1 V1は電子シャッターによる高速連写が可能なカメラで、rawによる30fps/60fpsの連続撮影が最大30枚(※2)まで可能です。音声無しながら4Kの動画(※3)が1秒(60fpsなら0.5秒)撮れるのです(※4)。

撮影後、Lightroomで現像してjpgで書き出します。その後、QuickTime Player7(PRO版)を使って静止画のシーケンスを動画に変換し、Final Cut Pro Xで編集しました(※5)。BGMはVimeoのミュージックストアから購入したものを使っています。

時間はむやみにかかりますが、とても楽しいです。

Nikon1 V1は2011年秋に発売されたカメラで、このカメラを使った4K・raw動画の撮影はおよそ2012年頃から話題になっていました。2013年にはマスターピース的な作品が出ましたが、2014年にはカメラメーカー各社から4K撮影のできるコンパクトデジタルカメラやアクションカムが出てきたので、それ以降は特に盛り上がることなく、今に至っています。

とはいうものの、rawで4K動画が撮れるカメラは民生用ではまだ存在しません。また、60fpsで4K動画を撮影できるカメラも存在しません。まだしばらくは楽しめると考えています。


※1. ホワイトの広角レンズキットが30,000円でした。2014年に買ったカメラはこれだけです。
※2. V2以降のVシリーズは40枚連写が可能になりました。Jシリーズは20枚までです。
※3. 10.1Mpixel/3:2のセンサーなので、やや縮小+上下カットで4K(2160p)にしています。
※4. 30fps連写を24fpsの動画に変換しました。ほんの少しスローモーションの1.25秒の動画となります。
※5. AdobeのAfterEffectsなら、rawのシーケンスから直接取り込んで動画を作成・編集できます。この方が高画質なはずですが、AEはプライベートでは持っていないもので……。