自作ビデオスタビライザー
「片鋏式」

DIY Steadicam

以前(2013年)、「剪定鋏式 改」を作成した後、簡易版を作ったのを忘れていました。

「剪定鋏式 改」に比べ、効果はやや落ちると思いますが、撮影時に場所をとらないので室内などで役に立つと思います。

「剪定鋏」の簡易版(二脚→一脚)なので「片鋏(かたばさみ)」としましたが、薙刀(なぎなた)のように持ちます。

一脚をぐるぐる回さないように持ち方は工夫したほうがよいでしょう。

どんどん出てくる電動ビデオスタビライザー

ブラシレスジンバル式の電動ビデオスタビライザー/ビデオカメラの新製品がどんどん出てきています。

買いもしないで、使いもしないで、コメントします。

http://coluli.tumblr.com/post/131984847609/osmoを購入-dji-ストアから

DJIのOsmoのプロダクトとしての完成度は素晴らしいと思います。単純に物欲が湧きます。さらにカメラ部もついて85,000円は破格値です。
ですが、残念ながらセンサーは1/2.3のコンデジサイズ。iPhoneとあまり変わりません。これならば、以前のエントリーで紹介したサンコーレアモノショップのスタビライザーに、iPhoneやGoProをつけたものと映像の品質はさほど変わらないように想像します。
上位モデルにm4/3センサーのモデル(Zenmuse X5)があるようなので、こちらも検討したいところですが、いきなり30万円コースのようです。

http://coluli.tumblr.com/post/131942534209/画像-一眼レフミラーレス対応の3軸電動スタビライザー-デジカメ-watchから

サンコーレアモノショップからも新製品が出たようです。98,000円は安くはないですが、納得の価格です。
とは言うものの、これ、背面の液晶が見えないですね。試用レポートにもはっきり書いてあります。
また、「WIELDY」のロゴがありますが、別のサイトのこちらの商品(Beholder MS1)と同じようにも見えます。どちらかがOEM商品でしょうか。こちらは57,880円なので購入するならこちらが良いかもしれません。

http://coluli.tumblr.com/post/131985515674/nebula4200シリーズのジャイロスコープ5軸スタビライザー3モデルが登場

nebulaの新モデルも出ていました。性能のいいカメラを乗せようとするとやはり重くなるので、長期的には両手持ちに収斂していくように思います。また、歩行時の上下動はカメラ(全体)の上下動で補正するべきなので、5軸補正が主流になるのでしょう。
最上位モデルを選んでも、129,800円。案外これがお得/長く使えるかもしれません。

個人向け電動スタビライザーの価格破壊競争は間もなく終わり、すぐに性能競争が始まるような気もします。スタビライザー「2台目」「3台目」の経験者がそろそろ出てくると思うので。

低価格の電動スタビライザー

ブラシレスジンバル式の電動スタビライザーを色々調べていますが、今のところサンコーレアモノショップの製品一択な気がしています。GoPro用のアダプター込みで29,800円は調べた中では最安でした。

紹介記事の写真のなかにメーカーロゴがあったので検索したところ、「LanParte」という香港のメーカーの製品のようです。

http://coluli.tumblr.com/post/119996664554/amazon-co-jp-lankdeals-lanparte-hhg01-rr-g3-3

Amazonでは並行輸入品(おそらく全く同じもの)が39,999円でした。

スマートフォンやGoPro専用なので、一眼レフなどを載せることはできませんが、かなり役に立ちそうに見えます。
一眼レフ対応のものになると安くても9万円くらいになります。こちらも選択肢はあまりなく、中国製のNebula 4000 Lite一択のようです。

つらつらと書きましたがとりあえずどちらも購入する予定はありません。今購入するとしたらSONYのAX30(空間手ブレ補正の4Kモデル)。こちらに自作の剪定鋏式 改の組み合わせでしょうか。

自作ビデオスタビライザーの多様性

自作スタビライザーの様々なアイデア。

近年の自作ビデオスタビライザー(いわゆるステディカム)の世界は、どんどん多様性を増しているように思います。新しいアイデア、技術、アプローチが生まれており、目が離せません。

いくつか印象的なものを集めてみました(※)。

オーソドックスなグライドカムタイプですが、ダンパー(サスペンション)を追加して歩行時の縦揺れを吸収しているのが素晴らしい。

こちらもすごい。ブラシレスジンバルと旧来型の併せ技で、正確且つ滑らかな動きを実現しています。
すぐにでも市販できそうな完成度です。

モーター制御のみでMōVIのようなものを自作している人もいますが、どうしても動きがぎくしゃくしてしまうようです。

ブラシレスジンバルBrushless gimbal)」はトレンドなのでしょうか。
検索ワードとして使うと、興味深い動画などがたくさん出てきます。

お風呂や洗面所でよく使われる「ボールチェーン」をジンバルに使ったタイプです。
作例を見るととても安定しており、実戦向きな印象です。

三脚を改造した超素朴なスタビライザー。お金をかけずに作るアイデアは大好きですが、
それよりも撮影の結果がすばらしい。十分実用的です。

どれも素晴らしいです。

※ YouTubeで関連動画をたぐっていけば他にも興味深い動画がどんどん現れますが、断片的な「ネットサーフィン」になってしまうので、なかなか体系的に把握できません。備忘録的にエントリーしています。

FinePix F900EXR動画の手ぶれ補正

FinePix F900EXR動画の手ぶれ補正機能は、特に優れてはいません。

FinePix F900EXRの動画性能を調べています。
動画撮影時の手ぶれ補正の性能を、DSC-RX100と比較してみました。


YouTubeでみる

  • F900EXRとRX100を1台の三脚に取り付けて、同時に撮影しています。
  • F900EXRは光学式(CMOSシフト方式)手振れ補正(動画専用モードはありません)、
    RX100は光学式・電子式併用の動画専用の手振れ補正[アクティブ]モードで撮影しています。
  • ビデオスタビライザーの類いは特に使っていませんが、「一脚スタビライザー」のような状態です。

実際の違いは動画を観ていただくしかないのですが、印象としては、

  • やはりRX100の方が手ぶれ補正がよく効いています。歩行時のショックが少ないようです。
  • F900EXRは撮影時にフォーカスが時々跳ねます。AFの挙動が 「(ビデオでなく)カメラ」的で、ややせわしない感じがします。

F900EXRは動画性能を売りにしたカメラではありません。残念ながら予想通りの結果です。

テストを続けてはいますが「予想外の結果」が出てこないので、どうもあまり面白くありません。

DIYジャイロ・スタビライザー

「ジャイロ・スタビライザー」を作ってみたい。

DIY Gyro stabilizer

ビデオスタビライザー(いわゆるステディカム)関連をネットで調べていたら、「ジャイロ・スタビライザー」というのを知りました。
地球ゴマ」などの原理でもある「ジャイロ効果」を使った画像安定装置(※)だそうです。
製品化したものを紹介している、こんなサイトがありました。航空写真とかを撮るのに使われているようです。

自作している人、いるかなぁ、と思って調べてみたら、いました。作例が今ひとつわかりづらいのですが、なんらかの効果はあるようです。
それにしてもちょっと本格的すぎるなぁ、もっと簡単に、たとえば使い古しのHDDとかを使って作れないかなぁ、と思って調べてみたら、しっかりそういう人もいました。
高速回転で(7200rpmとか)でプラッター数の多い(=重い|3枚とか)のHDDとかを複数台使えば、そこそこ実用的なものが作れるような気もしますが、かなり重くなってしまいそうです。そもそも電源はどうしましょう……。

「ジャイロ・スタビライザー」。キーワードとして、ちょっとだけ気にかけておこうと思います。

◎冒頭のそれらしい写真はイメージです。実際には機能しません。

追記|130729 本来は船舶や航空機の揺れを防ぐための装置であり、必ずしも「画像」を安定させるだけとは限りませんでした。

YouTubeで高画質動画[失敗]

YouTubeで高画質動画をアップすべくいろいろやってみましたが、成果はでませんでした。

YouTube動画を高画質でアップする方法を模索しました。が、今ひとつ成果が出なかったので備忘録となります。

先日の「剪定鋏式 改」など、動画はAVCHD ver.2.0(AVCHD Progressive)で撮影することが多いです。60p/28Mbpsのh.264です。
編集するときはApple ProRes 422で行ないます。今回は278Mbpsになってしまいました。

ローカル環境では大変高画質なのですが、YouTubeにアップすると一気に画質が落ちてしまいます。
「動画の管理」画面から「MP4でダウンロード」するとFHDサイズの公開動画を入手できますが、
Media Inspectorなどで確認してみても、平均ビットレートは6Mbps弱、最高ビットレートは10Mbps弱です。

YouTubeをだましてなんとかビットレートを上げられないかといろいろやってみました。

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キーフレーム間隔は関係ない

書き出し時にキーフレームの間隔を変えてみました。

2フレーム5フレーム10フレーム15フレーム90フレーム(3秒ごと|Adobe Media Encoder推奨値)、全てのフレーム(をキーフレームに)、1800フレーム(キーフレームなし)など、いろいろやってみましたが、YouTube公開後の動画ファイルサイズへの影響は(ほぼ)全くありませんでした。

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フレームレートも関係ない

オリジナルは60fps(59.94fps)、YouTubeへは30fps(29.97fps)に変換したものをアップしています。
20fpsにフレームレートを落としたものをアップしてみましたが、やはりビットレートに変化はありませんでした。
1フレーム当たりのデータは増えている、と考えられなくもないですが、キーフレーム数が不明なのでよくわかりません。実際の見た目にも画質の向上は感じられませんでした。

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元動画の動き情報はきちんと把握されている

(仮に)書き出される平均ビットレートがいつも一定ならば、動かないパートを増やせば動く部分にその分割り当てられるかも、と考えて、動画の後ろにグレーの静止画像を1分足してみました。

BitrateViewer

が、今度は平均ビットレートが半分になってしまいました。
Bitrate Viewerで確認してみると、動きのある前半に6Mbps〜10Mbpsが割り当てられています。
YouTubeはオリジナルの動き情報をきちんと参照しているようです。

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シネスコサイズで少し改善?

画面をトリミングしてシネスコサイズ(12:5)にしてみました。
FHD(16:9)の画面を黒でマスクしても、クロップ(削除)しても、平均ビットレートに変化はありませんでした。トリミング前と同じ、6Mbps弱です。
有効画面が小さくなった分、画質は向上しているはずですが、劇的な改善ではないようです。

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一旦あきらめて後処理

色々実験してみましたが、有為な改善がなかったので一旦あきらめ、開き直ってデータ処理を行なってみました。
動画編集ソフトの「手ぶれ補正」処理を加えてアップしてみました。動きを解析し、画面をトリミングしながら動きをなめらかにする処理です。FHDの精細さは失われますが、どうせ28Mbps → 6Mbpsなのでたいしたことはありません。ステディカム風の浮遊感がでてきました。

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倍速再生でビットレート向上

1/2スピードの動画を作成しアップしてみました。2倍速で再生するとビットレートは12Mbps、フレームレートは60になるので一応画質は向上します。

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結局あきらめる

いろいろやってはみましたが、再生時に視聴する側がHDモード(720p/1080p)にしてくれなければ意味がありません。
公開サイズでの最適化を行い、このblogのサーバーにアップしました。

640px × 360px、60p、4Mbpsのmp4ファイルです。Final Cut Pro Xでの手ぶれ補正処理を加えています。