サブピクセルレンダリングその後

サブピクセルレンダリング、いよいよ本当に終わりそうです。

以前「サブピクセルレンダリングはオワコン」とエントリーしましたが、相変わらず自分の環境ではサブピクセルレンダリングを有効化して使っています。

その後、OSをアップデートしたりMacBook Pro Retinaディスプレイモデルを購入したりと、プライベートの状況も変わってきたので、関連して調べた事を備忘録としてエントリーしておきます。
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Marvericksでも一応使える

OSX 10.9(Marvericks)になっても、ターミナルによるサブピクセルレンダリングの設定変更は可能です。

設定後、~/ライブラリ/Preferences/ByHost/.GlobalPreferences.XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX.plist

に項目「AppleFontSmoothing」が追加されます(途中の16進数の数字はユーザーにより異なる?)。

旧来は、~/ライブラリ/Preferences/.GlobalPreferences.plistに書き込まれていました。

一度設定した後は、このファイルをXcodeで直接操作(設定値の変更)することも可能です。
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便利ツールが撤退

システムの隠し設定を有効化するアプリ「Tinkertool」のver.5(10.9対応版)では、「なめらかな文字」項目がなくなってしまいました。

Tinkertool 5.1

Tinkertool 5.1
ver.4(10.6〜10.8対応版)までは、このアプリを利用して簡単に設定できたのでちょっとがっかりです。

Tinkertool 4.96

Tinkertool 4.96
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Retinaだと文字が太る

(外部モニタを利用しないのであれば)OSX 10.9[システム環境設定]→[一般]の「使用可能な場合は LCD で滑らかな文字を使用」をチェックするとサブピクセルレンダリングが有効化されます。ですが、Retinaディスプレイではフォントがかなり太い印象(※)になります。1ウェイト太くなったように見えます。比較してみました。
◎以下、通常のディスプレイでは違いがよくわからないかもしれません。ご了承ください。
Retinaディスプレイでサブピクセルレンダリング有効化

Subpixel Rendering: on
サブピクセルレンダリング無効(通常のアンチエイリアシング)

Subpixel Rendering: off
比較してみたところ、環境設定パネルでの有効化は、ターミナルでの設定[int 3]に相当しました。Leopard時代の「強」と同じです。
サブピクセルレンダリング「強(int 3)」

Subpixel Rendering: int 3
Marvericks環境で引き続きサブピクセルレンダリングを有効化する際には、デフォルトの環境設定パネルではなく、ターミナルを使って[int 1][int 2]あたりをチョイスすることをお勧めします。
サブピクセルレンダリング「弱(int 1)」

Subpixel Rendering: int 1
サブピクセルレンダリング「中 – フラットパネルに最適(int 2)」

Subpixel Rendering: int 2
※むしろ、Retinaディスプレイでは全般的にフォントが細く見える、といった方が正確かもしれません。
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Chromeで制限あり

(設定値問わず)サブピクセルレンダリングを有効化していると、Retinaディスプレイ(HiDPIモードでの表示)とGoogle Chromeの最新バージョン(検証時は32.0.1700.77)の組み合わせで、Webページ内のテキスト表示に影響があります。

12px(9pt)を超える文字サイズでサブピクセルレンダリングが無効化されます。

小さい文字と大きい文字で異なる描画となります。描画が混在します。

Safariでは設定した通りの描画となります。混在は発生しません。
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サブピクセルレンダリングもだんだん使いづらくなってきました。オワコン化方針がいよいよ具体的になってきたようです。