Olympus E-M10 Mark III ピクチャーモード比較 07

近所の公園にカメラと三脚を持って、再度テスト撮影を行いました。
今回は大変うまくいきました。

白飛び・黒つぶれの少ない、撮って出し動画としても/グレーディングの素材としても、どちらにも使える安定した階調の動画が撮れました。

  • シャープネス:-2
  • コントラスト:0
  • 彩度:-1
  • 階調:オート
  • ハイライト:-2
  • シャドウ:0
  • 基準露出補正:-3/6
  • ホワイトバランス:オート(G-1)

下記のような考え方を基に、設定値を決めています。



Premiere CC上で階調を確認すると、大半の画面で白飛び・黒つぶれを回避できていることがわかります。
興味のある方は初回テスト撮影のヒストグラムとも比較してみてください。

Lumetriスコープ

↑ トーンは中央に集まっています。また、上端・下端に向かってなだらかなグラデーションになっています。

Lumetriスコープ

↑ 輝度差が大きい場合も、白飛び・黒つぶれはごくわずかです。

Lumetriスコープ

↑ 輝度レンジ内に収めることを優先しているので、主要モチーフの露出が意図通りとは限りません。編集時に後処理が必要です。

Lumetriスコープ

↑ 状況によっては黒つぶれは発生してしまいますが、その場合は諦めることにします。白飛びは発生していません。

Lumetriスコープ

↑ カメラの評価測光の判断ミスで、暗部の階調に余裕がありつつも白飛びが発生する場合がありました。
マニュアル露出でヒストグラムを見ながら露出を決めるのが確実ではありますが、できればオートで全て済ませたい。


上手くいったので今回でテスト撮影は終了です。
今後は、通常の撮影を行いながら、

  • メインで使うピクチャースタイルの絞り込み・選定。
  • 彩度・コントラストの微調整。

などを行う予定です。


180320|追記 ピクチャースタイル「Vivid」で撮影したものをベースに階調を整えてみました。主義主張のない、普通にきれいな動画になったかと思います。人工物での色飽和がやや気がかりですが、鮮やかでコントラストの高い、Vividを今後の基準にしたいと思います。

撮影時は30pですが、80%のスローモーションにして、24pで書き出しています。

Olympus E-M10 Mark III ピクチャーモード比較 06

前回のテストで「階調:オート」がいけそうだったので、再度、近所の公園でテスト撮影を行いました。

テストを何度も繰り返すのにもだいぶ疲れてきたので今回は三脚は使わず、M-IS:1(センサーとソフトウェアを併用した手ぶれ補正モード)で手持ち撮影しました。
手抜きですがトーンの確認には支障ありません。

  • シャープネス:-2
  • コントラスト:0
  • 彩度:-1
  • 階調:オート
  • ハイライト:0
  • シャドウ:0
  • ホワイトバランス:昼光(G-1)

ほとんどデフォルトに近い状態ですが、「階調:標準」で撮影した初回テストに比べ、色調は割と落ち着いてきました。ヒストグラムをみても白飛び・黒つぶれは減り、中域のトーンが増えています。

だいぶ目処がついてきました。
引き続きテストを続けたいと思います。


ピクチャーモード「i-Finish(i-Enhance)」でも撮影しましたが、自分が求める画作りとはかなり異なりそうなので、割愛しました。今後は撮影も行わないことにします。

Olympus E-M10 Mark III ピクチャーモード比較 05

設定もだいぶ練れてきたので、ピクチャーモード比較の初回の場所で再度撮影をしてみました。

主な設定値は、

  • 階調:オート
  • ハイライト:-7
  • シャドウ:+3
  • 彩度:-1
  • ホワイトバランス:昼光(G:-1)

です。

あれ? なんか空の色が変です。なんか、すごくキモいです……。

ハイライトの白飛び回避を目的に、[ハイライト]を最小値の-7にし、さらに[階調]をオートで整えた結果、空(ハイライト)がえらく不自然になってしまいました。

設定変更後の「青空」の映像は今回初めて見ることになります。初回の撮影以降、撮影時の天候はずっと「曇り」だったので、この不自然さに気づきませんでした。

「ハイライト:-7」の設定値に問題があったのか、[階調:オート]に問題があったのか、あるいはそれらの併用が問題なのか、改めて個別にテストする必要があります。

かなりの後退です。まだまだ道のりは遠いようです。

迂闊でした。とほほ……。


冷静になって考えれば、ハイライトを抑えればハイライトは暗くなりますし、色が付いていれば濃度は上がるに決まっています。

また、センサーの受光量には限界があり、一定以上の光量はさばききれず、飽和するに決まっています。完全に飽和してしまえば「白(飛び)」ですが、中途半端な飽和は色転びになるのは以前行ったセンサーのテストでわかっていたはずでした。

_1010013

露出オーバーで撮影し、raw現像時に減感(ゲイン「ダウン」)した際は、完全に飽和した部分はグレー、中途半端に飽和した部分はシアンに転びました。
今回の青空の転び方によく似ています。

Olympus E-M10 Mark III ピクチャーモード比較 04

前回検証した「階調:オート」の設定が役立ちそうなので、テスト撮影をしてみました。

前回(2回目のテスト撮影)からの変更点は、

  • 階調:オート
  • ホワイトバランスは、マゼンダ側に1補正した昼光。

となります。

  • ハイライト:-7
  • シャドウ:+7

は、前回から変わらずです。

悪くないと思います。ただ、天候が曇りだったので、「階調:オート」はさほど影響していないかもしれません。

ピクチャーモード「Natural」のみを選んで、Premiere CCにて補正したものも掲載しておきます。

徐々に好みの方向に近づいていますが、もう一声、ブレイクスルーが欲しいところです。

Olympus E-M10 Mark III ピクチャーモード比較 03

前回のテストでは「ハイライト・シャドウ」の数値を変更して白飛び・黒つぶれを回避しようとしました。

今回は、ピクチャーモード内のパラメーター「階調」の挙動を確認してみました。

階調を「標準」から「オート」に変更すると、輝度差の激しい条件でハイライト部・シャドウ部が抑えられます。

「階調:標準」 vs 「階調:オート」

一見、単に1/3段程度、全体を明るくしているだけのようにも見えますが、シャドウ部を持ち上げつつハイライト部を抑えています。赤丸の個所などに着目するとよくわかります。

以前PanasonicのG7でテストした、「iDレンジコントロール」とほぼ同種の機能ですが、それよりもかなり強めの補正がかかります。

シャドウ部のノイズ発生やハイライトの階調の不自然さなど、若干の不安もありますが、実用になりそうです。

積極的に使ってみようと思います。